吉野家の歴史、キャッチフレーズの変遷、店員のマニュアル、280円の理由、吉野家は何故オレンジ色か、倒産と復活の舞台裏、そしてその背後にある経済学。この本には吉野家に関する様々なこととともに、経済・経営の考え方が書かれている。 この本を読み終えてからは、吉野家に行くのが楽しみになった。店員の動きだとか、店内のレイアウトに注目するといろんなことが見えてくる。これは吉野家に限らず、他の飲食店にもいえることで、この本は普段意識しなかったことを意識させてくれるいい材料になった。それに友人に語れるマメ知識も身についた。
今回のイベントは「ミクパ」と「感謝祭」の2本立て。どちらの講演についても言えるのがプロジェクターが3台、4台になり、ミクの姿がはっきり映り、投影する映像もより高精細です。ボードに前の人の顔やサイリウムの光が映り込むこともほぼなくなりました。一方、両講演とも新曲は実質4曲くらいでKAITO、MEIKOの出演もありましたが新鮮味よりはその完成度の高さが魅力です。
まず、「ミクパ」の方ですが、今まで「ミクパ」は「感謝祭」「MIKUNOPOLIS」の陰に隠れた簡略版コンサートのような印象でした。BDソフトも質が悪かったのですが東京→札幌→シンガポールと着実に内容・演出を向上させ、とうとう「感動」を与えられる領域まで来たようです。「ミクパ」独自の電飾シルエット演出もすごく効果的。「初音ミクの激唱」の6枚羽の大天使ミクさんは感動の一言。レーザー・スモークやライティングもすっかり手慣れた感じ。パーカッションを加えた演奏も良好。なにより、これまで「ミクパ」BDの最大の欠点だった音質の悪さの改善が最大の収穫です。BDの各仕様も「感謝祭」と同一になり、5.1ch音声も収録され、ちょっと低音強調ですがやっときちんと「鑑賞」できるレベルになってます。もっとも、2日続きのライブでわざわざ一方の音質を落として録音したりBDの仕様を変えることはあり得ないでしょうが…。 一方、気になる点としては、 ・各キャラの口が人形のように見える、リン&レンの髪が動いてない ・ルカさんがエロすぎる(胸の揺れがはっきりわかって微妙な気分に…「ダブルラリアット」で大回転するとスカートの裾が盛大にまくれあがり、さらに「ルカルカ★ナイトフィーバー」では「少しでも 視線を 逸らしちゃダメダメよ☆」と言われた後に漆黒のパンチラ。これで俺にいったいどうしろと…(困)) といった感じ。基本、高画質化の副作用といった感で今後の改善に期待したいです。
「感謝祭」の方は、もともと質の高さに定評がありましたが、今回さらにすごくなっています。弦楽器に加えて管楽器も加えてます。サックスの宮崎さん大活躍。よく出演してくれたなぁ…。 モーションが新しくなった曲が何曲かありますが、「裏表ラバーズ」の踊りは「ダイナミック」の一言。これはすごい。「ぽっぴっぽー」のNewコスチュームもかわいいし、ミクやリンのギター演奏もあります。音質も良好で細かい音もよく聞こえます。(ただし、5.1ch音声の包囲感や音の力強さ、歓声の自然さはMIKUNOPOLISの方が上) 今回のBDは歌詞字幕も入ります。その一方でミクの衣装は種類が少なく瞬間着替えなどの演出もほとんどなく、おとなしい印象です。そうした演出はやりすぎも問題ですが、ないとちょっと寂しいです。
映像特典ディスクの特集は北海道では以前STVで放送されましたが、こちらは完全版で少し長め。楽屋でのゲストPさんたちの様子がいろいろ可笑しい。初音ミクライブをこのクォリティで作る大変さ、準備の様子やトラブルの怖さがわかります。SEGAの大崎さんたち本当に大変でしたね…。
字幕切り替えでコメンタリーというのはちょっと戸惑いました(普通は音声だよね)が、きちんと読む価値はある内容。特に「感謝祭」の方は密かに驚愕&爆笑の内容。安部潤さん密かに色々凄いです。でも、今後も「ぽっぴっぽー」は踊らなくていいと思う (笑)。本番直前のトラブルは例の件以外にもいっぱいあったのね…。そうしたギリギリ感が凄すぎる。
総じて、このライブ、そしてBDは質の高さ、完成度がその魅力で、以前のライブのレベルを知っている人には本当に「超☆感動モノ」です。今後、自分も当然、今回でいったん終了となった「感謝祭」のいずれいつかの復活、そして「ミクパ」の今後の継続や改良を熱烈希望しますが、それ以上にこんな「奇跡」のような作品を作り上げてくれた人々には本当に感謝・感謝です。以前の感謝祭の後、SEGAの大崎さんや内海さんがもらった映像を毎日見て「俺たちはこんな(酷い)映像で金を取っていたのか…」とリベンジを誓っていたという話が一番胸熱。そうした色々な話を知ると、本当にこのライブのミクは感動をファンに届けるため「科学の 限界を 超えて 私は来たんだよ」としか思えないからです。
20年近く前これと同じセットテープを持っていたのですが、あまりに面白くてテープが擦り切れるほど繰り返し聴いたものです。今回CDが出ているのを知って迷わず購入。仁鶴の全盛期の録音だと思いますが、今聴いても本当に笑えます。間のうまさもさることながら、声に勢いがあって登場人物たちが実に生き生きと演じられているのがいい。こんなに笑える落語家は他にいません。
吉野家というのは経営学の観点で最高のリアルケースだと思う。 しかも、安部社長はそれを一人語れる稀有な人物だ。
創業、拡大、リストラ、変革という全ての企業サイクルを経験し、 現場のオペレーションにも詳しく、バックオフィスも考え抜かれている。
叩き上げで社長になり、競争の厳しい業界で生き残り、 BSEの危機も乗り越えているのだから、
どんなにお偉い大学の先生が束になっても、かなわないだろう。
その安部社長にほれぬいた著者が3年にわたって取材したのが本書。 面白くないわけがない。
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