髪が長くて魔女みたい★好きな彼にそんなことを言われてるが、毎日楽しくやっていた★ある日なんとなく口にしたことが現実になって
夢色パティシエール9巻の表紙は紫色でカラーテーマが統一され、表側がいちご、裏側にジュリくんが印刷されており、松本先生が柱でも述べているようにロイヤルな仕上がりになっています。
中には本誌連載分の28〜31話と、安堂の実家のクリスマスを描写した番外編とカフェが人間になっちゃう番外編の計6つストーリーが入っています。
本巻ではついにいちごが恋を自覚したり、サロンドマリーのケーキコンペが始まり、スイーツ精霊たちが大変なことに……!?とハラハラドキドキで続きが気になる展開です。
また、小学館漫画賞を受賞されたとのことで、松本先生が丁寧なコメントを寄せています。読者としても心から祝福し幸せな気持ちになれる出来事です。
スイーツへの愛があり、丁寧な描写が秀逸で、夢の詰まった作品です。スイーツ好きならぜひとも買いたい一冊!!
2巻終わりから長きにわたり続いてきた 「ケーキグランプリ編」もついにこの巻で終了。
チームいちごや対戦チームの作る作品、それにかける想いと技術の素晴らしさはかなり見どころ。 全部カラーで見たい!と思わせるほどである。 (しかしながら漫画の白黒でも全く見劣りしないスイーツ作品は見事。) そして、それを試食する審査員の先生方の評価もよかった。 アニメでも思ったが、スイーツを食べて製作者の思いを推測・発想するシーンは 夢パティの大きな魅力の一つであると私は思う。 今回は飴屋先生と辛島先生のシーンが本当に素晴らしかった。
このグランプリ編が終わったら夢パティも終わってしまうのだろうかと思っていたが、 嬉しいことに新章開始! しかし安心したのもつかの間で、新章には「チームいちごの解散」が待っていた。 スイーツ王子たちと離れたいちごの次なるステップは、サロン・ド・マリーでの修行である。
この新章を読んでいて思い出したのは、ケーキグランプリ3回戦でのスイーツ売り上げ勝負。 辛くも突破できた試合であったが、スイーツを作る以外の難しさはここで少し出てきている。 新章ではそこも修行するのだろうな…と今から楽しみになる終わり方となっている。
ケーキグランプリがクライマックスだと思っていただけに、 今巻はいい意味で裏切られた展開で、今後の展開がますます楽しみだ。
ちなみに書き下ろしおまけ漫画は 作者がアニメスタッフ方との打ち入りパーティーに参加した際のエピソード漫画で、 アニメファンも絶対必見!の内容となっているのでオススメ。
事例がいくつも載っていて、解説も丁寧に書かれているので、ケースをとり看護研究を進めていくのに役立ちます。
主人公・天野いちごは、ある天才パティシエに見込まれ製菓学校に転校してくる。
華麗なケーキを作る花房五月、チョコ系が得意な樫野真、和素材使いが上手い安堂千之介ら「スイーツ王子」に連れられ調理室へ。
さっそく初スイーツ作りが始まる。
推薦されてやってきたのだからかなりのスゴ腕なのだろうと期待されるも、いちごはド素人。
見事に初回のスイーツ作りは大失敗してしまう。
悲しさと悔しさから特訓を始めるいちごのもとに、製菓学校に伝わる伝説のスイーツ精霊(スピリッツ)・バニラが現れて…!?
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最近、子供用の玩具で、実際にお菓子が作れる商品が人気を博している。
また、ドラマ等の影響から「パティシエ(女性の場合パティシエール)」を目指したり、あこがれの職業として挙げる女性も急増している。
そんな最近子供や女性に人気を集めている「スイーツ」と「パティシエ」。
この漫画にはその要素が見事に盛り込まれている。
しかし単にかわいらしくて華やかなスイーツが並ぶだけでなく、パティシエ・パティシエールを目指す人間の美的センス・技術の必要性に加え、細やかな作業から体力のいる仕事であるという点もきちんと描写されている。
「スイーツ王子」ことイケメン3人(笑)も、現時点ではそのそぶりをあまり見せていないが、今後その様子が垣間見られることを期待する。
主人公の周りにイケメンが3人いて、スイーツ精霊(スピリッツ)とやら小さなマスコットみたいなのが登場して…という、
いかにも最近の子供向け・少女向け漫画にはありがちな構成ではあるが、スイーツはとても美味しそうで、キャラクターも一人一人の個性が生きており、読んでいてとても楽しい漫画である。
2009年10月よりアニメ化が決定した。そちらにも期待したいところである。
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