この人の音楽は長年聞いて来たが色あせる事の全くなく、つねに進化を続けている
音楽モノのDVDって、短かったり、内容が薄かったり、どうも中途半端なものが多いと思う。値段のわりに。 これは、イギリスBBCの人気番組レイターに出演したアーティストによるパフォーマンスを収録したシリーズ第6弾で、ヒップホップソウル特集。 これがもうステキな面子が揃っていて、『95年のディアンジェロから2004年のカニエ・ウェストまで』という謳い文句。なかなか滅多に見れない人らもいます。ま、ぶっちゃけ「ヒップホップソウル」という切り口と、揃っている面子がだいぶズレてるような気がするけど(笑)。ネオソウル寄りな人がかなり占めている。StreetsやJameliaなんかもいるのが、いかにも英国のイマの番組でしょう。 しかも33曲収録、一部アーティストには(番組中の)インタビュー映像もあって、これがまた良い。総収録時間は166分!まんぷく。 個人的推しは、6.ERYKAH BADU "On And On"、14.JILL SCOTT "Getting In The Way"(バックコーラスにVivian Greenが!)、15.GLENN LEWIS "Don't You Forget It"、17.SADE "Is It A Crime"、19.KANYE WEST/SYLEENA JOHNSON "All Falls Down"(バイオリンはMiri Ben-Ari、そして後ろにJohn Legendが!)、25.INDIA ARIE "Brown Skin"、29.TWEET "Oops"、30.TERRI WALKER "Ching Ching"、31.VIVIAN GREEN "Fanatic"、32.ANGIE STONE "No More Rain"、33.FUGEES "No Woman No Cry/Fu-Gee-La"。 インタビュー部分は、古館伊知郎みたいな司会者とピアノ前でトーク。 インタビュー中には、アリシアはファンならおなじみのあのカヴァーを自らピアノ弾いて歌うし、ビヴァリー・ナイトは"His Eye Is On The Sparrow"で激ウマな喉を披露するし、アンジー母さんはソウル・クラシックを、ヴィヴィアンちゃんはしっかりジャズを歌う、みたいな。 こういうシーンの収録のほうが、より「おいしい」かも。
サーラー・クリエイティヴ・パートナーズ、クエストラヴ、マッドリブ。そしてロイ・エアーズといった生演奏によるファンク字引を得て、ドス黒く発光する作品。「ミー」のアウトロに配されたロフト・ジャズ的な感性、屈強なビンテージ・ブレイクが炸裂する「ザ・セル」、9thワンダーのプロデュースによるサイケデリックR&Bの「ハニー」など、様々なグルーヴが、合わせ鏡のように反響。アメリカ国家というモンスターの内臓を切り裂き、散らかした際の鮮血が、内耳のカーブをドロリと降りてくるかのような生々しさを感じさせる名盤だ。全編を覆う、この焦燥感。ぜひ体感してほしい。
若い頃はブラック・ミュージックが苦手でしたが、30歳を超えた辺りからブラック系を聴くことが多くなりました。ブラック系の特徴として、≪癒される≫&≪元気が出る≫という点が挙げられます。この≪エリカ・バドゥ≫の場合も、ジャズとソウルとヒップホップが融合したようなヴォーカルに、本当に癒され、元気が出ます。ブラック系音楽の良さは、歳を重ねるほどに分かるようになりますね。最高です。オススメ。
あまり注目されていなかった作品だとは思いますが、
ハートウォーミングで泣ける作品でした。
人間設定にあまりリアル感はないものの、
アメリカ的というか日本なら古きよき時代を彷彿させます。
13歳という微妙な思春期を巧く演出していて、
少年時代を演じたアントン・イェルチンが好演しています。
そしてロビン・ウィリアムズの存在感。
加齢ぷりも実に自然で流石はベテランの味。
大人になっていく少年と病気で子供のままの二人のコントラストが、
作品に深いテーマをおとしています。
主人公が大人になりやがて自分のルーツを辿る事になるのですが、
このくだりではなぜか涙ぐんでいるほどでした。
なんでしょう?時がどれだけ経ようが互いに分かり合える心の絆・・・。
デビッド・ドゥカブニー、監督としてもやるじゃ〜ん!
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