長男をいろんな角度から分析しているところが面白かったです。私は次男に比べ、どうして長男はこうなんだろう?と思うことが多くて、この本を購入しました。先輩ママが経験した本当の話がいっぱいあったから、共感できる個所もいっぱいあり「こんなことあるある」と一気に読みました。子育てに行き詰ったママを安心させてくれる本でした。読んだ後「そうだったのか…」というように長男の言動が理解できた気分になれたのが嬉しかった。子育ての経験を積んだ先輩ママの話は、偉い人の話より役に立つことが多いと私は思いました。
もしも、肉親が突然、脳死状態になってしまったら・・・・・・。
私は、これまでにも柳田さんの本を何冊も読んできたが、この本で柳田さんが、自分の息子(次男)を自殺によって喪ったことを告白した時は、正直に言ってビックリしてしまった。なお、私は柳田さんが当時から、脳死や終末期医療に関する取材や研究をしていた{しかも、『ガン50人の勇気』(文春文庫)や、『死の医学への序章』(新潮文庫)などの著作を実際に出していた}のを知っていたが、まさか自分の息子が本当に脳死状態になってしまうとは、夢にも思わなかったと思う。
そこで、柳田さんは現実に脳死状態になってしまった息子を見ながら、自分がこれまで研究してきたことをどのようにして実践すべきか、また息子がこれまで生きてきた事実をどのようにして活かすべきかを、1冊の本という形で纏めたわけであるが、この本は、単なる闘病記や、終末期医療に留まらない要素が数多く含まれている。
だから、この本はいつまでも読み継がれて欲しいと思う。
岩月先生のご本はよく読みます。現代の青少年の異常行動や対人関係の問題を独自の理論を使用して、解説なさっています。DMCという理論は息子のみならず、娘も多く、かかっていると思います。こんなにものが豊かなのに、荒廃していく人の心。それは親と子の問題に行くつくと解説なさっている。そして子どもは社会の宝だということを、力説なさっています。多くの方が、この本を読んで自分を見つめなおすことを進めます。皆さん、幸せは真実の中にあるのだということを知ってください。
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