1979年(実質ヒット1980年)から1985年の大ヒット曲、名曲がズラリ37曲。“80年代前半”という潔いテーマに、かなり好感の2枚組。45回転ドーナツ盤アナログ時代の楽曲ばかりだけに、アラフォー世代にとっては、やっぱりこういうコンピCDは有り難い。ミュージックビデオなんて概念もない頃だけに、代わりに浮かぶ映像が、TBS系の『ザ・ベストテン』だったりもする(「ルビーの指環」は12週連続1位!)。ラストを飾るのは中村雅俊の「恋人も濡れる街角」。この名曲の作詞・作曲はサザンの桑田佳祐。あ〜、素晴らしい時代。
値段にややたじろぐが、なかなか手に入らない懐メロの譜面が400曲以上一冊につまっているのだから、それを思えば高くないか? 「昴」に始って、「贈る言葉」、「いとしのエリー」、「22才の別れ」「わかれうた」「恋人よ」「帰愁」「スローなブギにしてくれ」「Time goes by」などなど名曲づくしだ。
五輪真弓と聞いて思い浮かべる曲は恋人よの方が多いと思いますがユーミンや中島みゆきに匹敵するほどの曲がある事を知らない人はかわいそうですね。美しい詞・曲と圧倒的な歌唱力は聞けば誰もが認めると思います。皆さんも聞けば五輪真弓=恋人よから五輪真弓=日本を代表するアーティストと思える作品です。
筆者独特の明るい文体でサラっと読めます。中には筆者の経験した悲しいことつらいこと、切ないことなんかもありますがこの筆者独特の人懐っこくかわいらしい文調で「ま、いっか~」ってカンジで読めます。60年代から70年代、フォークやGSの歴史がわかります。そのころのファンの方には懐かしく知らない世代には興味深い本でした。
シングル曲中心で初心者向けの好盤ですが、アルバム収録曲だった「心の友」を是非聴いてください。この曲はインドネシアでは第二の国歌とも言われている曲で、あのスマトラ大地震の時にも国民の気持ちを鼓舞したと言われています。そんな事情を知って聴くと自然と胸が熱くなってきます。
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