ネタバレ、大いにあります。
日常は奇跡の連続で、その小さな奇跡でみんながつながってる。僕達の日常にも、どこかで小さな奇跡が起きている。だから、今まで僕達が生きてきたことが、もう奇跡。そういう前向きなメッセージを持った最後の二話、ほんとに素晴らしかったと思います。
25話では、みおちゃんがらみのエピソードが中心で、”ともだち”をテーマにしている素晴らしいシーンがありましたが、その中でなのがちゃんとあの3人と友達になったんだな〜って思える描写もあってじーんとしました。26話は原作者のあらゐ先生が脚本を担当したということですが、アニメ版の日常の話の流れをちゃんと踏まえていたし、大ラスにふさわしいイベントも用意してあって、とても良い脚本でした。もちろん京アニスタッフによる作画や演出も素晴らしかったです。ゆっこが奇跡をおこしまくるエピソードの中では、笹原とみさとの部分が好きです。あの、缶だけ映して、その後の展開は僕達の予想に任せるという上品な演出。今まで見てきた人なら、何が起こるか予想できるし、ニヤニヤしてしまうことでしょう。それから、なのの感情を表現する小道具として出てきた桜の木が、最後の最後でまた出てきて、アニメの初回の初めのシーンとよく似た話で終わるというところは、見てて震えました。同じだけど、同じじゃない。円環ではなく、螺旋。代わり映えしないような日常でも、くるくるまわりながら、少しずつ前に進んでいるんですね。「あー、見ててよかったなー」と本当に心から思いました。
それから3ヶ月。
今でも日常のことを思い出します。ふとした瞬間に、仲のよかった友だちのことを思い出すように、日常のメンバーのやりとりがフラッシュバックします。こんなこと言ったら気持ち悪いのは自覚してますが、僕は東雲町に”帰りたい”。ときどき、本当に寂しくなります。
アニメを見る人の間で「○○は俺の嫁!」なんて言葉があるようですが、このアニメには「友だち」がいると思います。
そういうアニメですから、ここまで買い続けた方は絶対に損なんてしないと思います。マラソンお疲れさまでした。
アニメ化もされた漫画作品「日常」の作者が描いた、もうひとつの日常。
というのは僕の印象で、その実態は月刊ニュータイプに連載されている4コマの単行本化である。
それ以外にも販促用チラシに使われた作品や、作者自身が過去に描いたイラスト、コマ絵とともに綴られるコラムが収録されている。
そのどれもがあらゐけいいちの世界が広がり、ファンであるなら読後は充分な満足感に浸ることができ、その後も何度も読み返す愛読書となることは間違いない。
「ファンであるなら」と書いたが、コレクターズアイテムとしての価値だけでなく、単純なギャグ漫画としてみても普通に楽しむことができる。
ただし、全体を通してやはり「日常」のキャラクターの登場頻度が高く、この本を手に取る前にアニメもしくは「日常」本編にも目を通しておくことをお勧めする。
心配することはない。あのアニメの空気が気に入れば、きっとこの本も楽しむことができるだろう。
若干高めな値段設定も、ボリュームとフルカラーであることを考慮すれば取るに足らない問題である。
タイトルにも書きましたが、フルボイスではありません。イベント後(ギャラクシー電波を発信した後)はボイスがあります。しかし、それ以外のところは、ファミコンのなどのFFやDQのように(もしかしたら、どっちかだけ?)、文字(セリフ)にあわせてSEが流れます。「プー、プッ、プッ、プーー、プルッ、プー」みたいなやつです。(←わかりにくくてスイマセン。)
ムービーや画像はとても綺麗です。
内容としては、ちょっと作業ゲーって感じがしますが、会話のなかにはちょっと吹き出しそう(笑える)になるところなどがあり、いい意味で、『日常』のゲームかもしれません。だれか一人を追求するギャルゲー(?)ではなく、どちらかというと、選択肢がちょっとあり、それにより内容がちょっとだけ変化するノベルゲーって感じです。
ゲームとしては、ちょっと物足りなさを感じますが、全く難しい操作が無いので、子供からお年寄りまで遊べる(プレイ出来る)と思います。「アニメよりも原作の漫画のほうが良い」と言う人におすすめしたいです。
4巻は特に笑えるところがなく、なんかパッとしなかったのですが、5巻は前巻より面白かったので安心しました。
10話のEDでまた曲調が替わります。今回はレトロチックなハワイアンぽい感じ?これはこれで好きです。アカペラオルゴール風のが好みですが。曲が替わるのではなく、曲調が変化するというのも結構新鮮で楽しみのひとつです☆ 欲をいえば、イラストも替えてほしい笑
次回予告ナレーションに、9話が平野綾さん、10話は野沢雅子さんが出演。 これも毎回替わるので面白いです。
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