医師をしています。自然治癒力のことを書いた本がブームですが、 此の本は、治療者自身も気づくべき患者さん自身の直す力について 書かれており、患者さんだけでなく、医師を初めとした 医療者全員に読んでほしい本です。 現代の押しつけ医療に一石を投じる本です。
自身が開業医であるゆうき先生と、ソウ氏の名コンビによる、前代未聞の心療内科系ギャグ漫画。
雑誌連載よりも、ある意味ではネット上で話題になった作品である。
内容は、あくまでもギャグ漫画であり、肩肘を張らずにすんなりと読み通せるのが嬉しい。
また、本職の方が原作を務めているため、学術的にも信用が置けるものだとは思う。
(本来は、レビューしている私自身が裏取りをすべきなのだろうが、心理学系は専攻外のため判断はしかねるのが残念)
心療内科の紹介を兼ねているため、その意味では、一種の啓蒙作品とも呼べる一作である。
とはいえ、掲載誌の性質もあるのだろうが、ギャグの内容等の面からも色々な意味で「大人向け」である。
世帯主の読者の方は、子供達の手の届かないところに保管するのを忘れないように。
新録音の「素敵な物語(おはなし)」、「月鏡」、「佐世保」が美しい。 特に「素敵な物語」ではボーカルの声がかわいい。また、ベースも素晴らしいと思ったら、2003年から中森明菜のツアーサポートもやっている山崎洋氏だった。悲しい運命に翻弄されて離れ離れで生きて行かなくてはならなくなった人生を同じ月を見ているのだから・・・と思って半分諦めながらも強く自由を望む気持ちを自然美とともに歌っていて「月鏡」も素晴らしい。 このベースも山崎洋氏である。
精神疾患をM(気分障害)A(不安障害)S(物質関連障害)P(精神病群)O(器質性その他)という5つに分けているので、わかりやすいと感じました。とくに私は専門が整形外科なのでDSMIVは、どうしてもとっつきにくかったのですが、MASPOなら臨床にも応用できそうだと思いました。精神科医以外の医師が精神疾患を学ぶには最適の書でしょう。
ストーリーは、現実にはありえないほどハチャメチャです。
本書の最後に、「このドラマでは心療内科を取材し、製作しておりますが、望月涼子のキャラクター設定上、実際の心療内科医の診療範囲を超えた行動描写があります」と書かれているので、ストーリー部分は「んなアホな〜!」くらいの気持ちで読んだ方がいいと思います。
ただ、各ストーリーの後にある「生き方のヒント」部分は、物事のとらえ方や思いやりの気持ちについて、など、健全な気持ちで生きていくうえで参考になると思います。
ストーリー部分は☆3つ、生き方のヒント部分は☆5つ…ということで、総合で☆4つとさせていただきます。
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