この本のタイトルがすでに問題な日本語のように思えます。
ど、どうなのかしら・・・
みんなが色々言っているけれど、絶対役に立つ内容だ! というのが結論。言葉に興味のない人は最初から読まなければいいのであって、統計上の問題や、若者言葉に対する年長者の感覚等、それほど目くじら立てて読み込まなくてもいいと思う。文句なしにコラムもマンガも楽しめる。
忙しければ、受験生の飛ばし読みではないが「使うのはどっち?」だけでも十分。質問に対する答えが丁寧で回りくどいと感じるならば、必要なところだけ吸収すればいいと思う。
仕事柄、10代と接する事が多いけれど、大っぴらに「その言葉どういう意味?」とは訊けないので、「微妙」「普通においしい」「やばいよ、この味」などは、なるほど…と面白かった。どちらかというと、説明内容の対象年齢は30代以上のようなので、「若者」が読むと、カチンと来る事があるのかも知れないが。
この内容で800円ならランチ並みのお値段で、上等、お買い得だと思う。お堅い「辞書の大修館」のイメージを一新させてくれた本だ。
日本全国津々浦々のB級グルメ、というか郷土名産をヒミツの県民ショー的?なノリで紹介した本です。 一つの県が見開きで上半分がいのうえさきこ氏の漫画、下半分が永浜敬子氏のエッセイで成り立っており、気軽にのほほんと読むのに最適です。 エッセイも緻密で機知に富み、私の地元に関してもかなり詳しく調べてあり、ついほくそ笑んでしまいました。 私のようにいのうえ氏のファン、地方出張の多い方、旅好きの方、某番組のファンならば迷わず買いかと。
この本は、イラストレーターを目指し大都会へ飛び出した少女が 何ものにもめげない丈夫な自立した女性に育つ過程を切々と 綴ったビルディングストーリー。(一部誇張有り) それにしても 「なぜ横長なんだ~」「理由は聞くな。大人なら。」 「どうして変な友人が多いんだ?」「理由は聞くな。大人なら。」 「そこまで描いていいのか~」「理由は聞くな。大人なら。」 図書館に有っても、読みながら食べ物を吹き出す可能性大なので 購入をおすすめする。 大人のコンピュータユーザーのマストハブ(必携)アイテム ふふふ。
本書は辞書編集者が一般公募で収集した「辞書にのっていない言葉」を選定・出版したものである。「来年はたぶん通じません」と断っているのも面白い。
本書を通読して掲載されている1300語のうち約15%は解説を読まずとも理解できた。もちろん若者言葉だけでなく、業界用語や通の言葉も収集されているので、大多数が???であった。そうして、約30%が解説を読んだ後もピンとこないものであった。
これらの言葉は、その記号表現と記号内容とが、ある限られた集団の擬制的規範化作用による意味の固定化が行われているために、一定の範囲で通用しているものと思われる。もしそうだとすると、私の属する集団と彼らの属する集団との距離感や重なり具合が、本書を通して間接的に知れようというものではないか。
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