以前某メーカーが「ミュージッククリップ」と称して色々なタイトルをリリースした物は「曲漏れ」?が多く、がっかりさせられる物が多々有りました。 このバカボンも同様で、聴きたかった番組使用曲が漏れておりましたので、こちらには本当に期待しています! 耳馴染みのBGM、番組使用頻度の多いBGMは漏れのないようメーカー様にはお願いしたいです。宜しくお願い致します。
手塚治虫の全集DVDもすばらしいものでしたが、このDVD集も負けず劣らず良い出来です。20世紀日本における漫画文化のレベルの高さを余すところ無く伝えてくれる逸品だと思います。付録のDVDでは動く不二夫先生がたっぷり見られますが、キテレツなコスプレ映像を家庭用ビデオで撮影させているところなどギャグ漫画そのもののようで大爆笑間違いなし! 限定発売なので、無くなってしまう前にぜひ買いましょう。安い買い物と思いますよ。
はちゃめちゃなC級コメディ。懐かしく、くだらなく、なんかだらだらと完成度とは無縁で、なんだか学生の自主制作のような雰囲気。しかし、なぜか惹かれる、、、、、不思議な魅力。
駄作ですが傑作なのだ!というより駄作の反対の反対なのだ!
ということは、決して駄作ではないのだ!これでいいのだ!赤塚不二夫先生万歳!
「バカボン」シリーズの中で唯一、未サントラ化だった本作のBGMをまとめた、まさに快挙とも言うべき音楽集でしたが、惜しい点がいくつか見受けられます。
まず、商品上で"STEREO/MONO"と表記されていますが、全曲モノラルです。ステレオ録音の筈の主題歌フルサイズ3曲が、何故かモノラルで入っていました。コロムビアから原盤を借りれば良いはずなのに、それが出来なかった理由でもあったのでしょうか。また、「元祖天才バカボンの春」のTVサイズも未収録になっています(これは「東京ムービーアンソロジー2」で補完可能ですが…)。
ライナーノートですが、渡辺岳夫氏が直接作曲していない楽曲(運命、葬送行進曲など)の作曲者が明記されておらず、歌関係のボーカル名が不完全なのも気になります(書いてあるのは「パパはやっぱりすばらしい」のみ)。そして、「元祖天才バカボンの春」の歌詞が収録されていません。スタッフは「元祖天才バカボンの春」に何か恨みでもあるんでしょうか(笑)。
あと、Mナンバー+メモ+楽器名という曲名は、どういう意図によるものでしょうか。ちょっと首を傾げてしまいます。
あれこれ言ってしまいましたが、個人的な収穫は、「新ルパン」「がんばれ!!タブチくん!!」に流用されたファンファーレ調の曲が入っていたことです。予告テーマとして使われた、48曲目の「M32 ジングル〜ドラムロール」です。思えば「元祖バカボン」「新ルパン」「タブチくん」、すべて選曲が鈴木清司氏でしたね(笑)。
現在に至るまでその個性豊かなキャラクターたちがCMなどで活躍中の、赤塚先生原作による歴代のTVアニメがらみの楽曲―OP・ED以外のものも若干含む―がCD1枚にまとめられた、おトクなコンピレーション。コンパイルは高島幹雄さんで、解説執筆には鈴木啓之さんも参加している。 初代『バカボン』の主題歌「天才バカボン」が、TVサイズとレコードサイズの2バージョン入っているのだが、これは、レコードサイズだと“これでいいのだ(イイノダ〜)”という合いの手が入り、それがTVサイズを聴き慣れた耳には違和感があるので、TVサイズもあわせて収録しちゃった、という(解説より)、うれしい配慮なのだ。 早い時期の作品のうち『おそ松くん』と『もーれつア太郎』の楽曲は朝日ソノラマ原盤で、モノラル。「おそ松くん」はTVサイズ(三保敬太郎さんが作曲し、藤田まことさんが歌っていた方の主題歌は、残念ながら未収録)。 『元祖天才バカボン』関連では4曲収められているが、そのうち「バカボンブギウギ」は主題歌シングルには入らず、オンエア当時、オムニバス・アルバムに収録されていたもの。コロムビアゆりかご会、こおろぎ'73に加え、意外に歌がうまいパパ=雨森雅司さんも歌声を聴かせる、ノリのいいレアな1曲。 “スーパー父ちゃん”が歌う(あまりうまくはないけど)、新版『ア太郎』の「がってん承知ノ介」はなかなかいい楽曲なので、誰かリメイクしないかな……、なんてことも思ったりする。 『アッコちゃん』の「すきすきソング」が、亜土たんご本人の歌でリメイクされていた、というのも意外だった(でもやっぱり、オリジナルの方がいいな)。 シメはもちろんの名曲「元祖天才バカボンの春」。 ということで、66年『おそ松くん』から98年『ひみつのアッコちゃん』まで、赤塚先生が遺した大いなる遺産の一端に、このCDで触れてみてはいかがだろうか。
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