西遊妖猿伝から入った私にとって氏の作品の勉強をするには最適でした。未読の作品も読んでいきたいと思います。
一人の作家についての記述は2ページほど。集中力のない私にはちょうどよい長さでした(笑)
作家さんの身近にいた方が書いているので、 猫のいる日常を写した写真共々作家さんへの親近感が沸いてきます。
「授業で習ったなーこの人」程度で、小説をほとんど読んでない私でも楽しく読めました。
お値段は安くはないと思いますが、満足できる本ですね。
手塚治虫。彼を語ることで戦後の日本の漫画の歴史を語れてしまう。
この本を読んでその単純な事実にまず驚いた。 日本人が電車の中で漫画を読むのはなぜか？
その答えのひとつが「日本に手塚治虫がうまれたから」だというのはまんざらでもなかったのだ。 手塚治虫がのどこが新しく、どこが時代に取り残されたのかを読んでいけば、現代漫画技術史として読むことも可能。 神様の神様たる理由を知れ！
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「大切な人との死別」というありふれたテーマの内容であり、確かに読んで気分の良くなる本ではない。しかしそのテーマは人間にとって大切だからありふれているのであり、それを新しい漫画表現を模索しながら書いている点は十分評価できる。気分が良くならないにしても、大切な人との一緒にいられる時間を大事にしよう、という思いを喚起してくれる点でも十分に意義のある漫画だと思う。
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