デイヴ・グリーンスレイド率いる英国ロックバンド、グリーンスレイドの3rd/4thカップリング2枚組
3rd 1曲めはクラシカルなオルガンで軽快に聴かせつつ、ムーグシンセやメロトロンを絡ませて、 これまで以上に鍵盤を意識した楽曲はオランダのTRACEあたりを思わせる作風。 一方で、歌入りの曲ではよりポップな質感も増していて、ゲストによるギターも入ってきて 新たな方向性の模索が感じられる。5曲めでは艶やかなヴァイオリンとオルガンの絡みが美しい。 ただ全体として決して悪い出来ではないが、作品としてはまとまりきれていない印象もしてしまう。
4th ベースのトニー・リーヴスが去り、ギターとベースを弾くマーティン・ブライリーが加入、 サウンドはぐっとポップなロック色が強まり、2ndまでの英国的な鍵盤ロックからは脱却している。 曲によってはクラシカルなプログレ風味も残しているが、全体的には大人のロック風味で、 モダンで軽妙なアレンジはお洒落ですらある。本作を最後にバンドは解散、2000年の復活を待つことになる。
元コロシアムのデイヴ・グリーンスレイド、 元ウェブ・サムライのデイヴ・ロウソン、 元キングクリムゾンのアンディ・マカロック....
プログレ界の豪華メンバー達の集った、 スーパー・グループの名は伊達じゃない! ....といった感じでしょーか。
通常サイズケースin2枚組の装丁になっていて、 大分前の日本盤とは全然違う音質にビックリ。
ロウソンのポップ志向とグリーンスレイドのプログレ志向が見事に融合した美しい曲。 プログレはちょっと....って方にもオススメ。
テクニック、メロディー、アレンジ、すべてにおいて完成されてる。 ジャケットも逸品。音質も良い。買いましょう。
コロシアムにいたデイブグリーンスレイド(オルガン)が自分のバンドを作ったデビューアルバム。30年前のアルバム。サウンドはオルガンが荘厳に鳴り響き、メロトロンがふわっと包み込む。歌ものとインストものに大きく別れており、オルガンジャズロックが好きな人におすすめ。現在のナイアシンの原点とも呼べる英国ジャズロックな味わい。 デイブグリーンスレイドの巧みなオルガンワークがハイライト。 気品と哀愁とジャズフィーリングにあふれた一枚。
|