私の好きな赤いお人形が送られてきました。これからエステのお客様が増えるといいなと思います
世の中では、アメリカは世界に民主主義を広める人権主義的な国家である、という事になっているようですが、実際はいかにアメリカは自分達の利益のために世界で軍事独裁政権を誕生させ、虐殺の仕方を教え、多くの国を貧困に陥れてきたか…、そのようなことがイヤというほど出てくる本です。また、多くのアメリカの国土はメキシコなどから戦争で奪い取ったものであること、ハワイも狡猾な手段で自分達の領土としたこと、フィリピンの植民地化の際にも多くの民間人を無差別に虐殺したこと。そんなことも全く知らなかった人も多いでしょう。
企業や政府の利益と一体になって、ひたすら自分中心の論理で利益を貪り、主権を侵害し、何か自分達にとって不利益なことがあると、すぐさま政権転覆を企てる。なぜ、当時国際社会から非難を浴びなかったのか不思議になります。それは、情報統制、軍事政権やゲリラの裏での操縦法、世界に深く考えさせないレッテル貼りの技術、さまざまな物がありそうです。
ただ、それって言い方で随分違う話にもなんるんでないの?と思う部分がいくつかあるのも事実。
著者のオピニオンが強く出すぎていて一面的だと思ったら、興味のあるところから他の本に当たっていくのが良いでしょう。
ただ、著者の知識力、探偵の労力にも似たストーカー気味の情報の積み重ねは、必ず読者に多くの視点を与えることでしょう。
実際はそこまで南米は反米化していない、という反論もありましょうが、そこら辺は冷静な揺り戻しの範囲内でしょう。そのようなことが起こるときは、むしろ表立ってではなく水面下で静かに起こっていくものです。気が付いてみれば、アメリカにすがっているのは日本だけ、という事にも…。しかし、日本はブラジル・アルゼンチン間以上の、難しい、冷静さに乏しいナショナリスティックな周辺国を抱えているので、連帯というのもなかなか絵が見えないのも事実…。どうしたら良いんですかね。
道路は整備済み、という地区に行ってみても道路など存在せず さんざん要望を揚げたら入植者側の借金として建設されて 報告書では入植者が作るべきでした、となってしまう 数人の人物については実名をあげて逃げ腰の姿勢や無能さを指摘されている また入植地は開墾のための過重な労働で疲弊し 粗暴な振る舞いや喧嘩で大けが、といった事件も多発をした さらに現地からの要望も握りつぶされることとなった 送り出すにしても徹底的な農学的な調査は必要だし 事業のスタートダッシュから一気に投資を集中させて開墾し 機械を多用した農法にすることも出来たわけだが 数字上だけ移民を送り出して放置、という棄民的な政策だった その後の移民たちの多大な努力の上に繁栄することとなったが あくまでも移民達の努力の結果だからね あと熱帯雨林を切り開き行う焼き畑農業について どういった手順で行うのか、何に注意すればいいのか、という 詳細な記録もあって非常に興味深かった
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