サム・ピープルズ・ライヴズ
10年近く愛聴しているCDです。
彼女の演技も好きですし、歌ももちろん好きです。
ちょっとへこんでしまったときに、気分を晴らすために聞きます。
よそ様には迷惑になるかもしれませんが、歌詞カードを見ながら大声で歌います。
中でも「FROM THE DISTANCE」は素晴らしいです。
できれば皆で大声で歌いたいほどです。
歌詞の素晴らしさ、彼女の歌唱力。ああ素晴らしいCDです。
人イヌにあう (至誠堂選書 1)
人はなぜ犬を飼うようになったのか。人類と犬との出会い、その何万年もの歴史について楽しく読める本です。犬を現在飼っている人、これから犬を飼いたい人にぜひお勧めの本です。
エクスカリバー戦記 [DVD]
アメリカの人気コミックが原作らしいのですが、階級
社会に対してコメディ的に風刺(制度とか恋愛感など)
が所々に盛り込まれています。アメリカ的な自由な物の
考え方と言えばそうなのでしょうが、今の感覚を当ては
めるのは少々乱暴だと思います。階級社会が良いとは言
いませんが、その時代の良さでもあり悪さでもあります
から、その辺はアメリカの方に分かってほしいと思いま
す。
さて、内容の方ですが、主演のスティーブン
・モイヤーは、男から見ても端整な顔立ちでカッコ良い
です。イケイケのヒーローには適役だとと思います。ヒ
ーロー物らしく主人公も痛快な活躍をしますが、作品全
体のアクションはイマイチです。キャラ同士の掛け合い
は楽しく、話自体は面白いと思うのですが、その辺が気
になります。
グレイテスト・ヒッツ
ビートルズに次ぐ歴代2位の全米No.1ソングを18曲も持っているマライア。
このアルバムにはそのうち15曲の全米No.1ソングが収録されています。
さらに、日本盤には「恋人達のクリスマス」、海猿のテーマ曲だったジャーニーの「Open Arms」のカバー曲も収録されています。
これからマライアを聴こうと思う方は「1's」のアルバムよりもこちらを買った方が良いと思います。
「エモーションズ」などマライアの7オクターブの音域(声域)を誇る美声に魅了されること間違いありません。
ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチーの名曲「エンドレス・ラヴ」をマライア&ルーサー・ヴァンドロスがカバーしている曲も収録。
歴代1位の16週連続1位を獲得したマライア&ボーイズツーメンとのデュエット曲「ワン・スウィート・デイ」もあります。
マライア・キャリーを知らない人にとっては最高のアルバムになると思います。
とりあえず、聴いてみてください。
ソロモンの指環―動物行動学入門
「ソロモンの指環」とは、旧約聖書に出てくるソロモン王が、けものたちと話すために使ったアイテムが「ソロモンの指環」。いっぽう本書『ソロモンの指環』は、動物行動学者が動物たちを親しみの眼差しで観てきたその記録。親しい動物となら指環なしでソロモン以上に話せると著者ローレンツは胸を張る。
どの話も劇的に思えたのは、レトリックを使って魅せているからではなく、動物たちの行動自体が想像以上に魅力的なものだったから。たとえばコクマルガラスはギャアギャアと鳴いて仲間が捕食者に捕われないように助ける。それでいて「助けてやったんだ」なんていう恩着せがましさはこれぽっちもないらしい。
動物をつぶさに観察する著者ローレンツ。その像をかってに想像すると、日高敏隆先生(この本の訳者)と、畑正憲さんを足して2で割った人が浮かんできた。動物行動学の研究のため(というより動物が純粋に好きだったのかも)、自分の家や敷地に、トゲウオ、ホシムクドリ、サル、ハイイロガンなど、いろんな動物を飼った。鳥が檻の外へ飛んで行ってしまっても、かならずといってよいほどローレンツの元へと戻ってくる。
ヒナが卵から孵ったとき、初めて目にした動く物を親と信じてしまう、あの「刷り込み」の話も出てくる。ローレンツが親と化してガンを巣立つまで育て上げる姿はこっけい、かつ「鳥たちはどうなってしまうの」というサスペンスさえある(無事、ローレンツは親鳥の役目を果たした)。
一冊まるまる、動物への接し方の手本そのものだ。ペットを飼っている方、これから飼おうとしている方、動物が好きな方、嫌いな方、どんな方でも読めば動物を見る目が変わると思う。