バンドスコア MR.BIG「リーンイントゥイット」 (バンド・スコア)
ギター雑誌等に掲載されているポール・ギルバート本人の
奏法取材をチェックされている方だと「運指が少し違う!」
と思われ部分あるかもしれないですが、全体を通して丁寧に採譜されており、
非常に参考になります。やはり、こういった技巧派バンドのコピーは
このようなスコアが無いと大変ですね。
素晴らしいアルバムなのに、一時スコアが入手しづらい状態に
あったようなので、御好きな方は早めに入手される事をオススメします。
いつ絶版になるか分からないですしね。
バック・トゥ・武道館 [DVD]
おかえり! MR.BIG!
なんだか・・・突然の解散を全然納得できないまま帰って来たサヨナラ・ツアーから何年でしょうか?
Dsのパット以外の三人は、そこそこ日本での活動を継続してくれていたようですのでけっこう
それぞれの情報はつかめていたのですが、まさか! ポールが戻ってのMR.BIG再結成が実現するとは!!!
残念ながら・・・今回の武道館のライヴには行けませんでしたので、このDVDの発売を心待ちにしていました。
頭の『ダディ〜』を観ただけで再認識しましたが、このバンドのギタリストは、やっぱりポールなんだと。
前任のリッチー・コッツェンも最高に素晴らしいギタリストなんですが、MR.BIGのギタリストはやっぱりポールなのです。
日本での生活でナニかを学んだのでしょうか?
ギターの『菊水』のペイントには思わず笑ってしまいました(笑)。
個人的な要望で大変申し訳ありませんが、ポールのようなハイテク・ギタリストが比較的新しいブランドのカスタマイズされた
ギターを持つ事にはなんの違和感もないのですが・・・ポールはアームを使わないギタリストですので、レス・ポールあたりを
ガンガンに弾き倒してもらうともっとカッコいいのになぁと思ってしまいます。
それにしても、想像通りの素晴らしいライヴですね!
もともと各々のメンバーの技量にはなんの不満もないバンドだったのですが、ソロ・パート然り、今回はバック・コーラスすらも完璧です。
メンバー全員が再結成そしてこのライヴを心から喜び楽しみ、その想いを共有するかのようなオーディエンスの皆さんの盛り上がり!
ライヴに参加できた皆さんが羨ましい〜です!
詳しいライヴの内容は他の方のレヴューに譲るとして、自分からの願いはただ一つです。
メンバーの一人一人も、いかに自分達にとってもファンにとってもMR.BIGの存在が大きかったのかという事を再認識した上での再結成だと思いますので、
この先MR.BIGの活動だけに専念して下さい! なんてヤボな事は言いません(笑)。
ソロ活動なり他のプロジェクト活動なり存分にやってもらって結構ですので、とにかくMR.BIGを二度とやめないでね! という事です。
そして、とにもかくにも再結成第一弾のNewアルバムをなるべく早くわれわれに届けて下さい! お願いします。
ファンの期待を決して裏切らない、素晴らしいライヴを堪能できました。
ホワット・イフ・・・(初回限定盤)(DVD付)
undertowのビデオをアルバムより先行で見ましたが震えましたね。素晴らしい曲です。
各メンバーの演奏も冴え渡っていますし、曲が素晴らしいです。
さて、それを聞いた後のアルバムの感想ですが昔のMR.BIGを期待するとちょっと食い足りないというかとっつき難い印象があるかもしれません。
BURRN!に書いてあったように捨て曲無しとは思いませんが、ジワジワ効いてくる名曲ぞろいだと思います。
人間業とは思えないような超絶な掛け合いや派手なフレーズもありますが、特に今回ポールのギターフレーズが魂がこもっています。
ここにはこのフレーズと言う感じでピッタリと素晴らしいソロとリックを決めてくれます。
エリックのヴォーカルにしても本当に上手いですねこの人。他の人が歌ったらこうはいかなかったでしょう。
各メンバーの充実した関係の現在のMR.BIG来日公演は非常に楽しみです。このアルバムが過去の名曲に混じってライブが終わったときまた新しい命がwhat if・・・に注がれるでしょう。
ホワット・イフ・・・(期間限定スペシャル・プライス盤)
彼らの全盛期を支えていたのは、確実に日本のファンたちだった。
当時の米国は、グランジブーム真っ盛りであり、本国において彼らの存在は、「TO BE WITH YOU」がヒットしただけの単なる時代遅れの一発屋でしかなかったのだ。
が、あくまで、職人気質で頑固なオールドスクールロックを標榜する彼らのスタイルを、日本のロックファンは熱く支持した。
加熱する一過性の流行に左右されない、普遍性のある真のロックサウンド。
ファンたちは、彼らの音楽の中に、そんな強靭なスピリットを強く感じていたのだろう。
本作は、そんな彼らがオリジナルメンバーで制作した超久々の新作(‘10年作)であり、気合いたっぷりの力作となっている。
で、例によって、とてもオルタナという時代を通過してきたとは信じ難い、超メインストリームなベクトルの、頑ななハードロック作品として仕上がった。
彼らにはこうあって欲しい、というファンの期待を、100%満足させる作風なんじゃないだろうか。
メンバーの演奏も、アンサンブルも、相変わらず素晴らしい。
プロフェッショナルでハイレベルなロックサウンドが堪能できる秀作であると思う。
ただ、これはあくまで個人的な感想なんだが、あまりにソングライティング面がベタベタで、イマイチインパクトに欠けるという側面はあると思う。
これは、デビュー作を初めて聴いた20数年前から、僕が彼らの音楽に対しずっと抱き続けている感慨であり、その頃は、彼らに対して、「結構ハイプなんじゃなのか?」などという印象を持ったりしてしまっていた。
「イイんだけど、なんか足りないんだよな・・・」的な印象は、今作においても、個人的にはちょっと感じさせられるアルバムではある。