加藤ゆりさんのレビューその２加藤ゆりモバイル

マンけん。1 (サンデーGXコミックス)

雑誌でたまたま読んだ訳ですが、画力は掲載している雑誌の中でも群を抜いてると思います。

気になって１巻を購入しましたが、買って正解でした。個性あるキャラの絡みや主人公のこれからの成長といったものに興味がわきます。これからの展開に期待です。

ただ、人物の全身を描いた時のバランスが少し変かなと、同人で描いた名残というか癖でしょうかね？

笹本祐一先生の新しいスペースオペラ・シリーズです。

今よりもずっと未来の、地球ではない惑星からストーリーが始まりますが、主人公の女子高生の日常生活を舞台に、
情報戦と謀略、腹の探り合いと読み合いがずっと続きます。
やっとそれらしいことが始まっても、まずは電子戦が延々と・・・。
でも、それが不快なわけじゃない。
「あぁ、確かに情報収集から始めるよね〜」「相手の手に乗ったように見せ掛けるのはアリだよねぇ」と、納得してしまう。
まあ、このあたりでもう、作者の手に乗せられてるんでしょうけど（笑）

シリーズの初まりの巻としては、良いと思います。
もうちょっと、本格的なドンパチがあれば、なお良かったですが。

作中に出てくる太陽帆船は、あのくらいの大きさの帆ではまず動かないでしょうが、多分わかってて描写の面白さを取ったんだと思います。
バーク型とかバウ・スプリットとか書いてある方が、断然面白いものね。