“HIROSHI’S KICK BACK(PRIVATE MIX)VOL.2 compiled by HIROSHI FUJIWARA”
"20年前、ごく親しい友人のために作ったプライベートなMIXテープ。
周りにいる人たちがリラックスして聴けるような選曲のMIXテープ。
このCDを聴く時間、聴く場所は人によって様々だろうけど僕が友達に
届けようとしていたこの『空気』を、是非皆さんも感じて下さい。"
という藤原氏のコメントそのままの気持ちのいい音楽でした。
yours
1曲目の「青春の輝き」にまず心掴まれました。
チェロの音色って郷愁を誘うというかちょっとセンチメンタルな響きだと思うんですけど、この静かなメロディーとチェロの音がすごくマッチしてるんですね。
まさに過去の輝いていた時期を彷彿させるものであり、これからチェロの世界へと導いてくれる導入曲としてはあまりにもはまり過ぎで素晴らしいと思いました。
ここで心惹かれたら、後は一気に溝口さんの世界へ。どれも心の奥底まで響き渡り、心が落ち着きます。
歌詞が一切無いのに、音色がストーリーを語ってくれるんです。
チェロに長年向き合ってきた彼が選び抜いた曲を集めているので、どれを聞いても満ちたりた気分になると思います。
サム・ピープルズ・ライヴズ
10年近く愛聴しているCDです。
彼女の演技も好きですし、歌ももちろん好きです。
ちょっとへこんでしまったときに、気分を晴らすために聞きます。
よそ様には迷惑になるかもしれませんが、歌詞カードを見ながら大声で歌います。
中でも「FROM THE DISTANCE」は素晴らしいです。
できれば皆で大声で歌いたいほどです。
歌詞の素晴らしさ、彼女の歌唱力。ああ素晴らしいCDです。
スーヴェニアーズ~ベスト・オブ・ジャニス・イアン 1972-1981
私が初めてジャニス・イアンの歌を耳にしたのは、坂口良子さん主演の1976年のテレビドラマ「グッドバイ・ママ」の主題歌として使われた『Love is blind』でした。まだ中学生でしたが、ドラマの哀しすぎる程の内容と共にその儚げで繊細な曲と声に大変感動し、すぐにレコードを買いに行ったことを記憶しています。
更に1977年に放映された山田太一さん原作・脚本の名作テレビドラマ「岸辺のアルバム」では、『Will You Dance?』がとても効果的に使われていて、ドラマとしての作品の質をより高いものにしていたと思います。
またこのアルバムは、ベスト版なだけにその他の曲も全てが大変素晴らしく、しかも名曲揃いの作品集です。ただ出来れば、1980年に草刈正雄さん主演で上映された映画「復活の日」の主題歌『You are love』を入れてほしかったです。美しく切ないバラードで大変好きな曲でしたので、久しぶりに聞いてみたいと思っているのですが、現在発売されているどのアルバムにも収められていないようですね・・・たぶん。
メーカー様、『You are love』の再発売をお願い致します!次に発売するジャニスのベスト版には、是非とも入れてくださいよ!