日の名残り (ハヤカワepi文庫)
読み始めたら途中でやめられなくなり、一気に読んでしまいました。しかも最後のほうでは、涙が出てしまいました。本を読んでいて泣くなんて、あまり経験がない。映画を先に観ていたのですが、原作のほうがよりくっきりと主人公の人生への後悔が語られている。日の名残というタイトルが意味するところも。自ら選択をしなかった人生がどういうものか?遠い世界の話とは思えない、すごく身近なテーマであるとも思える。映画版は女中頭との恋愛感情により焦点があてられているように思う。でも主人公の人生を象徴したようなラストシーンなど映画は映画で、ストレートに語られていないところに深みが感じられてイイです。アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソンの名演、ジェームズ・アイボリー監督の名演出もありますしね!
水ビジネスの現状と展望 水メジャーの戦略・日本としての課題
エネルギーや交通と共に、水ビジネスも政府の新成長戦略に書き込まれ、水事業の一翼を担う者としては、いよいよ水も表に出てきたなと考えているところ、本分野でのプロが書き下ろした本書が出版されたことを知り、即購入。
一読しただけで、本書は、今までにはない視点で書き下ろされていることが解り、水ビジネスに関心を持たれている方は、必読書になると思った。
特に、第1部(第1章〜第7章)で書かれているグローバルな視点での制度や最新の水メジャー問題については、たいへん参考になった。