DS2マスク相当品 3M製 9010 N95/1箱50枚入 防護マスク(防塵・防じん)
空気中の放射性物質を吸い込まない為には、N100の認定マスクしかないという事が分かり、別途購入しました。そこまでは行かないけれどN95の認定マスクはパンデミック対策(広域病気、ウィルス、微粒子花粉)にいいと知り、さんざん他を検討したあげく、これにしました。マスク紙やゴムの質が良く、家族の違う骨格の顔にもフィットし、長時間着用しても苦しくありませんでした。次も購入したいと思います。
TOSHIBA 空気清浄機 ホワイト CAF-E5(W)
東芝CAF-E5、シャープFU-S51CX、FU-S63CH、ダイキン工業ACM75F,MC757についてカタログ、電話問い合わせを用いて比較検討した。比較は共通項目として二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)、排気ガスによる粒子状物質(PM)、アスベストを。また個々の製品について不明点も調べた。評価は部分的で全体の性能を評価していませんので参考程度にしてください。
結果(東芝):
NO2、SO2、アスベストいずれも除去不可とのこと。PMはある程度取れるかもしれない(あいまいな返事)。
考察:
NO2に関してオペレータは不可と回答しているが、HPではNO2は除去可能物質に記載されていた。PM・アスベストに関して、東芝のフィルタは直径6nm(!!) までの粒子を99.999%除去すると謳っている。ならば直径6nm以上のPMとアスベストは吸着可能だと思われ、確かに理論上はそうなるとオペレータ。東芝はデータが無いものは不可と答えているような気がする。
まとめ:
吸着以外の除去能力に関してはどれも似たような性能を謳っていること、様々なナノ粒子の危険性が言われる昨今に於いては、フィルタ性能が6nmだとすれば、少なくともPMに関しては優位である可能性がある。エビデンスは無いがこの点を重視した。
使用後評価:実用上大きな欠点がある。コンセントを差し込んだときの空気の状態を機械は「清浄」と判断すること、その判断に5分程度かかること、電源プラグを抜くと設定はリセットされること、である。空気の汚れた場所で電源に差し込むとその状態が「清浄」と判断して、その状態では静音運転以上にならない。通電時は、電源プラグの届く範囲(約1.3m)で何処か空気の清浄な場所で5分間の待機が必要で実用的でない。
図解 あなたのまわりのアスベスト危険度診断
喫煙者にとって、アスベストは50倍の発がん毒性となることから、アスベストのばく露については、十分注意する必要があります。逆に、アスベストにばく露した後で、なにかできることがあるとすると、禁煙をして肺がんの発症をできる限り回避することが重要です。そのためにも正確な知識は重要で、今回出版された本は、今まで出版された中で、最もわかりやすく、かつ網羅的なアスベスト関連の書籍だと思います。
健康帝国ナチス
人体実験や障害者の断種などに代表されるナチスの優生思想については既に多くの研究があり、それらの多くは、ナチスの残虐性を立証することに主眼がおかれていた。
本書は従来のナチス優生主義研究とは一線を画し、ナチスの健康政策と現代先進国の厚生政策との類似性・共通性を検証・分析することに主眼を置いている。
つまり、ナチスの健康政策は当時の世界で最先端のものであり、同時に現代の文明国の健康政策とかなり共通している、ということを立証している。
また、「不健康は悪、健康は善」という命題のもとに国民の健康を啓蒙、向上させ、その延長に健康の強制、そして優生主義があることも、実に必然的なファシズムの帰結であることを本書は解き明かしてくれる。
同時に日本の読者は、厚生労働省の「健康日本21」が、ナチスの健康政策と極めて類似した政策を多数含むことを推察し、肌寒くなるわけである。
医学・厚生以外の分野のナチス研究も同様にナチスの異常性・残虐性を立証する研究から、ナチスと現代社会との類似性・共通性を検証・分析することに重点を置くべきである。
あくまで歴史は現代と未来のために研究されるものであり、「ナチスはこんなにひどかった」と証明すれば済むものではない。
乱暴に言えばナチズムは近代合理主義と伝統的な反ユダヤ主義を母体として生まれ、その2つは現在も消滅してはいないのである。
『強制された健康―日本ファシズム下の生命と身体』(藤野豊著)も併せて読むことをお薦めする。