ダイ・アナザー・デイ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
007ということで甘めには評価しますが、正直駄作の部類に入るとは思います。何より、「CG使いすぎ。見ていて引いてしまった」というのが素直な間奏です。アクションも様々な伏線や、駆け引きがあるから面白いのに、そういう要素がないのは残念です。
ただ、舞台を現在もなお緊張状態にある北朝鮮にしたのはすばらしいと思う。もともと、冷戦時代よりソ連を絡めたことをやってきているのでこういうことはどんどんやっていくべきだとは思う。将軍様がこれを見て怒ったらしいが、この映画での北朝鮮のトップはとても素晴らしい人物として描かれており、現実の将軍様には爪の垢でもせんじて飲ませてやりたい気分だ。これを北朝鮮に配慮すべきだのどうの項の言う奴は、共産主義者か、売国奴以外の何者でもない。
ダイ・アナザー・デイ
ご案内させていただきます。御存じママさんシンガーで現在も勢力的な活動してるおかたの映画関連キャラクターグッズのうちのひとつ。クラブダンス系列なハウスミュージックで、ややありがち、マドンナという『有名性』=『ブランド』がついていなかったらどうでもよい楽曲であり、そういう意味では極めて『キャラクターグッズ』的色彩が濃厚。
でなんだか、『ダーティーベガスメインミックス』というものの意味が必然性がわからず悲しい私。重低音を生かしたダンスものというのはわかるのだがそこになぜゆえに=マドンナ=という名前がつくと付加価値がついてしまうのか。このへんに重大な意味が隠されているようだ。
ひとは『マドンナというブランドを買うの』であって『その音楽性を聴いているわけではない』=こんなことをしんみり考えてしまった。生産されリリースされる音楽が天文学的な数字であり=もはや爆発しているわけだが。そのリリースの加速度的な早さを痛感するような音楽。もはや音楽は完全に使い捨ての消費材だ。(5点)
アメリカン・ライフ
セールス的には、「Ray of Light」、「Music」には及びませんでしたが、聴けば聴くほど、歌詞が、サウンドが身に染みてくる、マドンナのアーティストとしての円熟ぶりが堪能できる作品です。特に、夫ガイ・リッチーとの愛を歌ったゴスペルとの組み合わせが圧巻な「Nothing Fails」以降の展開は、アルバムとしての完成度の高さに圧倒されっぱなしで、ラストの「Easy Ride」で頂点に達します。何度聴いても、新しい発見に、隠された音に五感が喜ぶ。「Vogue」あたりまでのマドンナしか知らない方たちに特にオススメしたい。「エビータ」以降歌唱法を変えて、より歌に魂が入ったマドンナを改めて聴きなおしてみてはいかがでしょう?
007/ダイ・アナザー・デイ (竹書房文庫)
小説007はおもしろいですね。
僕は007作家の「レイモンドベンソン」と「イアンフレミング」の
ファンです。映画もおもしろいけど小説はスリルからなにまでや
すみずみ楽しめます。映画でわからなかったところもわかって
おもしろいです。是非読んでみてください。