未来日記 (2) (カドカワコミックスAエース)
由乃の異常さが刻々と増す中、雪輝もまた由乃の家に招かれ開けてはならない部屋を開けてしまう…
そんな中、再び始まるデスゲーム!!
個性豊か曲者揃いの未来日記所持者の内、その半数6人が一堂に会しての大バトルの火蓋が切られる!!
1巻に比べて、ストーリー展開の突飛さというものは落ち着いてきた感がありました
また、先ほども言ったように由乃の異常さに拍車が掛かったことで、主人公が誰を信じて誰を疑うべきか疑心暗鬼に駆られながら、敵の攻撃を辛うじて回避する。この辺りも、前回には薄かったスリルがあったかと
真の悪は誰なのか?
雪輝が好きというだけではなさそうな由乃の真意は?
ここに来て、サスペンスの度合いが増した気がしましたね♪
様々な点で、1巻よりもレベルアップしていると思います
デスゲームといっても、血生臭い話では一切ないので、その点は安心して楽しめます♪
未来日記 3 (角川コミックス・エース 129-7)
評価が高かったので期待しすぎてしまった為、それほどよいとは思えませんでした。何が原因かはわかりませんが、とにかく、どのキャラクターにも感情移入ができない。主人公は知能が高いとうよりは、ヘタレだし、ヒロインは、異常で、平気で刃物をふりまわす。とはいえ、今の少年には面白い作品なのかもしれない。
未来日記 (11) (角川コミックス・エース 129-18)
特に未来日記最大の謎だった『我妻由乃』について明かされる11巻。
読み終えたあとも、何度も何度も読み返してしまった。
今までも未来日記は大好きだったけれど、この巻を読んで、本当に未来日記を好きでいてよかったと思った。
そしてこの巻を読むと、我妻由乃という女の子が本当にどうしようもなく愛おしくなった。
最初は今流行の「ヤンデレ」だからと興味をもった。
恐い印象と同じくらい由乃の可愛らしさにドキドキした。
でも、やっぱり何処か「ヤンデレ」という特異なキャラクターを面白がっている感じだった。
それがこの巻を読んでしまうと、由乃をただヤンデレというキャラクターの枠に嵌めてしまってもいいものか…。
ヤンデレなのは確かだと思います。
でもヤンデレって聞くと、やっぱり『恐い』印象が強いと思います。
武器を振りかざして他者を傷つけ、時には自分の想い人までも傷つけ、自分の愛を貫こうとする一途で可愛いけどやっぱり『恐い』印象。
確かに私も1巻から10巻までを読む間、由乃に対して可愛いけど恐い印象を持ってました。
けれど、11巻を読んでから1巻から10巻を改めて読むと、由乃がどのシーンでも恐い女の子に見えなくなった。
誰かを傷つけてるシーンだって私の目にはとてもいじらしくて可愛らしい女の子に映ってしまうようになってしまった。
私は由乃の雪輝への想いを本当の意味で理解できていなかったんですね…。
由乃はこんなにも一途で可愛くて強くて、でも脆くて儚くて一生懸命な女の子だったんだ。
長くなってしまいましたが、雪輝はそんな由乃を救ってあげられるたった一人の男の子なので、ぜひとも頑張って欲しいです。
雪輝なら、きっと幸せな未来を掴み取ってくれると信じてます。
由乃の未来日記に表示されたHAPPY ENDのように、本当の意味でみんなが幸せな未来を掴み取れますように。
最後に、未来日記という作品に出会えて本当に良かった。
最後がどんな結末になろうと、しっかりと見届けたいと思います。
しかし12巻で終わりって、未来日記所有者の数と同じですね(笑)
最初から狙ってたんだとしたら凄いです。
未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))
いつか映画化までされた同じタイトルの番組がありましたが、あれをコミック化したわけでしないので勘違いしないように(笑) タイトルこそ同じですが、内容は天と地ほどに違います!
大筋の内容は簡単で、携帯で付けていた日記に未来の自分が書くはずだった内容が既に記述されているという所謂「未来日記」を手にした12人の男女による神の座を巡る殺し合いというストーリーです
この漫画で良いと思うのは、こんなストーリーの割に決して重過ぎないサスペンス調のストーリー展開と、そのストーリーを壊さない絵。後、殺し合い・潰し合いという凄惨なストーリーでありながらバトル・ロワイアルのようにスプラッター映画並みに血が飛び散るようなグロイシーンが無いといったところが挙げられると思います。特に後者は、スプラッターは苦手だという人には好感が持てると思います
また各々が持つ日記の特性と欠点というのも面白いですね♪ これは例えば主人公の日記の場合、主人公が見た景色を無差別に書き綴った「無差別日記」である為に全日記中もっとも多くの情報量を持つが、その代わり自分自身については全く書かれていない。つまり、これから何が起こるかが分かっても、それによって「自分」がどうなるかはわからない…といった具合。この一長一短の未来日記をどのように生かして生き残るか? この辺もこの漫画の見所でしょう!?
ストーリー展開が急でしかも突飛なところはありますが、ノンストップ娯楽作として十分楽しめる漫画作品だと思いますよ♪ オススメします!
未来日記 4 (角川コミックス・エース 129-8)
新しい学校で新しい友達ができ、楽しい生活が始まったと主人公が思ったとたん、日記所有者の代理人との新たなバトルが始まるこの四巻。
前半は天才少年探偵の秋瀬君が登場、連続殺人事件との絡みもあり、ミステリー風味にストーリーは進みます。
後半からは日記所有者の代理人とのバトル。
秋瀬君の活躍あり、主人公の良識の世界に留まる為のあがきありで楽しめます。
相変わらず、登場人物の心理や行動がありえないものだったり、ミスリードの為の場面描写が不自然だったりしますが、そんな不備があっても楽しめる内容だったと思います。
とは言え、この巻には天才であるはずの秋瀬君が、凡人に思えるミスを作者はしてしまっていますね。