イントロスペクション(紙ジャケット仕様)
ギタ−インスト作品ははポップミュ-ジックに比べるとシェアはせまいかもしれないが、確実にファンやリスナーが毎年ついてくることはまちがいない。 このアルバムを聞いたのは実は最近なのだが、古臭さをまったく感じない。彼のフレ-ズセンスや卓越した楽曲などは驚かされるものがある。曲数は少ないがかなりの説得力のある作品の一つである。かっこいいギタ−を聞きたい方にはお勧めです。
ジェイソン・ベッカー・トリビュート(コンプリート・エディション)
マーティーフリードマン(元メガデス)のギタリストとカコフォニーというバンドで活躍していた、ジェイソンベッカー。原曲は80年代のもので、今はなかなか手にはいらないジェイソンベッカーの曲が聞ける。カバーアルバムではあるが、すでに多くの人が知っている、海外のアーティストの手によってみごとにカバーされている。過去の音源とは違い音質が聞きやすくなっている。CD1の 8.Go off CD2の 6.Lydia's house 14.Concerto CD31.Speed metal symphony 4.Perpetual burn などが熱いです。ジェイソンの代表曲であるスピードメタルシンフォニーは約9分の大作!速弾きギタリストの黄金期を駆けてきて、今病の床にあるジェイソンの名作たちをお聞きください。
レッド・ウォリアー [DVD]
基本的な映画評と解説は、田亀源五郎さんのブログ(ここで紹介していいのかな?)で書かれているので、私からは一つだけ。ひょっとしたら、本作は、18世紀ジュンガル部のガルダン・ツェリンの唯一の映像化作品かも知れません(中国で多数作られている乾隆帝を扱ったテレビドラマに登場しているかも知れませんが。。。)。清朝側の史書を読むと、十全老人とか言っちゃって、大国清の乾隆帝にいじめられている周辺の弱小国の中で、少ない資源で頑張っているというイメージのあったガルダンですが、本作では侵略者の側になっています(でもラスト、人質にされた幼児の息子が戻ってきた時のガルダンを見ると、「そんなに悪い人ではなかったかな」と思ってしまいましたが。。。)。歴史ものというより、アドベンチャー映画に近いと言えますが、歴史娯楽活劇映画としても楽しめます。カザフの映像も素晴らしい。変な題名だけはやめて欲しかった。反って売れなくなってしまうような題名に思えました。
パーペチュアル・バーン(紙ジャケット仕様)
1988年、Jason Beckerの1st Solo Albumです。
Jason Beckerは、かつて、あのマーティー・フリードマンと一緒に、
CACOPHONYというバンドで、ツインリードをなしていたギタリストです。
その後、Dave Lee Roth Bandに参加し、アルバム「A Little ain’t Enough」をレコーディング中に。。。
筋萎縮性側索硬化症(ALS、ルー・ゲーリック病)にかかってしまって
。。。。。。現在も闘病中です。
そんなJasonが、元気な頃に製作したのが、このアルバムです。
全体的に、ネオ・クラシカル路線なのですが、
スウィープを多用するイングヴェイとは、ちょっと違います。
まず、押弦・フィンガリング・ピッキングが、しっかりしていること。
1音1音のもつ「トーンの強さ」が、違います。
Tr. 4「Air」では、「対位法」を用いていること。(バッハみたい)
時折、RUSH、DREAM THATERのような「プログレ的な展開」を見せること。
まだまだ若い(18 or 19歳?)、まだまだ発展途上の頃の作品ですが、
テクニック、作曲ともに才能が光ってます。
若さゆえの、ギラギラしたエネルギーも満載です。
なかなか、聴く機会がないとは思いますが、
もし見かけたら、是非とも聴いていただきたい「ギター・インスト 名盤」です。
(ちなみに、tr. 5, 6, 7は、マーティー・フリードマン参加です。)
Jason Beckerの病状が、少しでも良くなり、回復されることを祈念します。