ワイアット・アープ (竹書房文庫)
今から81年前の1929年1月13日ロサンゼルスで80歳の伝説のガンマンが死去す。
その人こそ1881年、有名な「OK牧場の決闘」でモーガンと兄のバージルそしてドグ・ホリディと共に見事なガンさばきで悪漢をやっつけた、あの保安官ワイアット・アープです。
私たちにとってそれは、映画『荒野の決闘』のヘンリー・フォンダであり、そして映画『OK牧場の決闘』のバート・ランカスターであり、あるいは映画『墓石と決闘』のジェームズ・ガーナーであり、一番ごく最近では映画『ワイアット・アープ』のケヴィン・コスナーであるのですが、なんとこれが実在の人物であるということをご存知でしたか?
私は女だてらに小学生の頃に西部劇にはまってしまって以来二十余年、ともかくガンマンといい映画テレビのウエスタンといい、チャンバラを横目に見ながら追い求めて来て(時代劇もまた好きなものですから困ったものです)、逢坂剛×川本三郎『大いなる西部劇』や、六人のガンファイターと称した逢坂剛・川本三郎・菊地秀行・永田哲朗・縄田一男・宮本昌孝の共著『西部劇への招待』などを読んでも、ほとんど教わることがないほどマニアになってしまっているのですが、スクリーンに登場する名立たるガンマンたちが、あのビリー・ザ・キッドさえもが、まさか実際にいたとは思ってもみなくて、それを自覚したのがここ数年前というのですから呆れたものです。
しかも晩年彼は映画監督ジョン・フォードと親交があって、時代の生き証人として自らの西部開拓史を目の当たりにした体験を話したということで、これはおのずと西部劇製作に大きな影響を与えるものだったはずですね。
ガンマニアとしては、彼が愛用したというコルトピースメーカー(例の銃身の長いリボルバー)は16インチ(40センチ)という長さで、早打ちにはもちろん、手が大きくて指の長い私自身でも非常に使い辛くて困ったものでしたが、どうやら本当は使ったことのない作り話だったらしいですから、使いこなせなくて当然で安堵したということも思い出しました。
それにしても、1929年という世界大恐慌の年に亡くなったワイアット・アープも、まさか80年後にはほとんど自分自身も忘れ去られてしまう事態になるとは夢にも思っていなかったでしょう。
記述日 : 2010年01月13日 11:17:34
正義―Justice―ワイアット・アープ物語 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
ワイアット・アープの半生をマンガ化ということで、
近年ではほとんどなくなった純粋な西部劇物です。
歴史物に特化したウェブマガジンから単行本化とのこと。(現在は閉鎖)
絵柄は若者向けでいて、なおかつ上手い。
保安官側はボーイズラブっぽいイケメンガンマンたちで
悪役たちのほうは、ワイルドなオッサンたちで、西部劇らしいかなという印象も。
ステレオタイプである無口な主人公像は、
マンガではなかなか厳しいそうなところとあるが…まぁご愛敬か
ただ半生もろくに描いてないし、ぜひ続編を希望したいところ。
シナリオがちょっと変なのは、サイトが閉鎖したから(打ち切りで)、
単行本用にまとめたからじゃないかな?
この題材でOK牧場がないとかね…。
なにはともあれ、なかなか面白かったし、西部劇ファンにはオススメしたい一冊です
ワイアット・アープ 特別版 〈2枚組〉 [DVD]
いやもう長い映画でいつOKコラルの決闘になるのかな。りっちゃんは「怖い映画」というし手を握って見てた。3時間位あったんでは?カップルで見る映画ではない。長すぎて。女性は退屈するし。手が汗ばんだのでスカートに手をいれたら叩かれた。よく憶えていない。恋愛物だな二人で見るのは。ケビン・コスナーのアープはこれまでのアープとは全く似てない。ヘンリー・フォンダ。バート・ランカスター。ジェイムズ・ガーナー。酒びたりになったり。弱いところもある。スーパー・ガンマンではない。しかし冷静な人。だから20世紀まで生き延びた。デニス・クエイドのドク・ホリディはいまいち。歯科医のインテリ・ヤクザでポーカーのトラブルで20人射殺したという。10人でも凄い。デニスは甘い。ジェイムズ・ウッズだろな。MITのインテリでヤクザっぽい。私の持ってるDVDは2枚組み。
【輸入待ち】DENIX(デニックス) ワイアットアープ ダブルバレルショットガン アメリカ 1881年モデル [1115]
ウエスタンにはまっています。自分の撮影用に買いました。2バレルのが欲しかったので
満足して気に入っています。
ワイアット・アープ [DVD]
懐かしい白黒の時代の西部劇を、思い出しながら、映画の醍醐味が一杯詰まった西部劇でした。
誰もが知る(今の若い方は知らないかな・・・?)OK牧場対、ワイアット・アープの決闘。昔は、早撃ちで、一発で対戦相手が死んだ記憶がありますが、打った弾がはずれたり、怪我をしながら、すぐに死んでいかないシーンが、「たそがれ清兵衛」の、ラストシーンを、思い出し、今風は、リアルな決闘シーンなんだろうか・・。と、ひとりつぶやく。
長い映画であることを忘れて、終わると、ホーッと、ため息が出た。
ケビン・コスナーの、魅力があふれんばかり、これぞ映画!