Z
これ以前のアルバムだとルーツ・ミュージックを消化した正統派アメリカンロック〜ジャム系のバンドだったのですが、The Stone RosesやRadioheadも手がけた事のあるジョン・レッキーをプロデューサーに迎えた事によって一気にポップに開眼しましたね。いやはや、こうも相性が良いとは思いませんでした。
リヴァーブがかかったサウンドに、大地を揺るがすような力強い演奏、伸びが素晴らしいJim Jamesのボーカル、すべてが素晴らしいです。
近年デビューしたバンドの中では10指に入る素晴らしいバンドです。
Circuital
要するにオルタナティヴの枠内にあるロックなのですが、「アメリカのレディオヘッド」と言われるように、展開が壮大でプログレッシヴ。そして、すでにほかのレヴュワーさんがおっしゃるように、今回はフォーク志向です。心をいきなり突き動かすようなわかりやすいメロディーはありませんが、しかし、ていねいに作られたプログレッシヴなフォーク=ロックだと思います。
歌詞は手書きのものが印刷されています。
Okonokos [DVD] [Import]
最高です。
スタジオアルバムでも、ボーカルや誰かの演奏だけを前面に押し出すことなく、すべてが曲に溶け込んでる。それがライブでは、会場の空気まで曲と一体になってる感じがすごく伝わってくる。
みんなモジャモジャ。ドラムの人なんか昔の漫画家が描いた原始人みたい。でもなぜかキーボードの人だけクールでおしゃれな感じ。
始めと終わりに映像を足して、ちょっとした映画みたいなつくりになってる。
パーティーで浮いてしまっていた紳士が、なぜかアルパカに導かれて森の演奏会に迷い込むみたいな設定。
しかし最後はちょっと無残…。
何度もライブを見ている人の中では良くない評判もあるみたいだけど、生で見たことない僕は感動しました。
Evil Urges
待ちに待ったMy Morning Jacketの5th。
前作「Z」辺りから、「カントリーロック」「ジャムバンド」「ニール・ヤング直系」といったバンドのイメージに捕らわれず、影響を受けた音楽を取り込みながら進化していく姿勢がより明らかになりましたが、これは今までのアルバムで一番劇的に変化したアルバムであり、勝負を仕掛けてきたのが分かるアルバムです。
多くの人にアピール出来るポップさを持ち合わせながらも、芸術性が損なわれてないという意味では最高峰のアルバムだと思います。
ビルボード・チャートでトップ10に入る見込むの本作ですが、音楽性を進化させつつ、ライブバンドとして評価も高く、チャート・アクションもあるバンドが一体どれだけいるのでしょうか?このアルバムでMy Morning Jacketはお世辞抜きで世界で10本指に入るバンドになったと思います。
270 Miles From Graceland to Bonnaroo 2003 [DVD] [Import]
2003年にグレースランドで行われたBonnarooフェスティバルの模様を収録しています。
ライヴはもちろんの事、舞台裏の模様やインタビューも収録です。
各アーティスト共1曲ずつしか入っていませんがフェスティバルの雰囲気を堪能できると思います。
出演はソニック・ユース、ベン・ハーパー、オールマン・ブラザーズ・バンド、
ジャック・ジョンソン、ザ・ルーツ、ジェームス・ブラウン他・・・
リージョンフリーなので日本のDVDプレーヤーやPS2で観れます。
出演アーティスト:
Antibalas
Ben Harper & The Innocent Criminals
Warren Haynes
The Polyphonic Spree
Leo Kottke & Mike Gordon
Bela Fleck anditheiFlecktones
Widespread Panic
Medeski Martin andiWood
My Morning Jacket
Robert Randolph & theiFamily Band
Jack Johnson
Tortoise
Nickle Creek
Sonic Youth
The Roots
The Dead
The Flaming Lips
North Mississippi All Stars
Yonder Mountain String Band
Ben Kweller
The Allman Brothers Band
James Brown
Scratch