猫ラーメンTHE MOVIE―猫ラーメン番外編 (BLADE COMICS)
ふだんは4コマを映画脚本をもとに長編に
私はこれが初猫ラーメンだけど
お約束を知らなくても笑える
買って良かった
すぐ読み終わるけど
話の筋もわかっちゃうけど
映画も見たいって思えました
大将ラー博にも行くね
home [VHS]
手に入りにくくなってしまっていますが、ラーメンズの出世作が凝縮されている1本です。
今までのラーメンズの公演を現在に至るまで見続けてきてこの頃の作品を見ると、構成の中に若干余分な会話が多いかな…とは思います。結構初期からのラーメンズを知る人は『鮮烈さがなくなってきた』とか『大衆ウケするようになったのでは』とか言いますが、やはり構成力や演技力、1公演の中に詰まった多彩さなどははっきり言って今の方が上です。若いし、まだ荒削りだったということでしょう(笑)
しかしこの頃(たぶん2人とも20代中盤…?)から『化けそう…!』と予感させるオーラが出ています。所謂原石ですね。持っておいて損はありません!
金正日は日本人だった
まず、最初にこの本を見た時、トンデモ本かと思って『表紙買い(レコードで言うところのジャケ買い)』をしたことを告白します。
しかし、読み進んでみると、まじめな(?)本でした。アジアにおける東西冷戦の裏面史とでも言えば良いでしょうか?
この本によると、アジアにおける冷戦構造は単純な米ソの代理戦争と言う構図ではなく、大日本帝国の残置諜者vs米帝となります。実際に小野田さんは帝国軍人としてフィリピンでゲリラ戦を展開していたわけですし。
そのように考えれば、朝鮮戦争〜現在の北朝鮮の『外交ゲリラ戦』とでも言うべき核兵器カードを用いた究極の抵抗戦は結局のところ大東亜戦争の延長戦と言うことになりますね。"金策"に象徴される大日本帝国諜報機関の『帝国の赤化防止/アジア民族の自決』と言うプログラムは解除されていないと言うことでしょう。金正日はそのプログラムで動いている"金策ver2.0"ですかね?
わが国は、諜者を送り込んだ本国として、小野田さんにしたように北朝鮮に対しても『大東亜戦争はもう終わったのだから武装解除せよ!』と命じる責任があるのにそれを果たしていない。と言うのが筆者が伝えたかったところなのではないかと考えます。
げんしけん2 第1巻 [DVD]
あれれ、げんしけんって無印もあったっけ?っていうのは言い過ぎかもしれないけど、でも「2」のレベルはむちゃくちゃ高い。もちろんレベルの高さっていうのは作画的に高いってことじゃあない。それはそれで問題だけど・・・。ともかくも、無印のほうがオタク的なこゆいお話で世界観を作り、いわゆる業界ものちっくな展開でものめずらしさを誘うっていう売り方だったとしたら、それだけじゃなくてもっと根本的で切実な、オタクとして生きていくうえでののココロイキっていうようなものを真正面からテーマにしたのが「2」と言えるんじゃないのかな。大きくなりすぎちゃってゆがんじゃったオタク世界のパラサイター、ハラグーロのエピソードから「2」を始めるってところからして、前回とはちょっと違った「2」の覚悟をボクは見た。
でも、一度でも同人誌を創ったことのある人、いやいやなんでも自分たち自身でものづくりをやったことのある人ならば、この手の話はかなりイタイ。なんか自分を見てるみたいで、あぁ、こんなことあったあったとか、こういうこと言ってたやつがいたとか、こんなときこうしとけばなぁとか、思い当たるところがあるんじゃないかなぁ。かく言うボクも、おぉぉう、かなりあんなこと言ってました。っていうか今も言ってます。自分を表現するとか、クリエイティブな仕事をするってことはナマ言ってやれるもんじゃないんだよねぇ・・・。実際ハラグーロや春日部さんみたいな強引なプロデューサーがいないとなかなか・・・。おっと、部屋の隅っこで体育座り的自己嫌悪モードに入るところだった。でも、この作品はそんなことを思わせてしまうくらい、切実なオタクライフに切り込んでる。展開は早いけど、押さえるところはしっかり押さえる、見事な構成だと思う。この密度で最後まで行ったら間違いなく今年の名作のひとつになるよ。