にけつッ!! [DVD]
関西の番組は全国の番組と違って斬新というかパンクというか・・・まったく打ち合わせなしに出たとこ勝負で約30分トークをするというのがこの番組のコンセプトです。このDVDではオンエアーで見られなかった二人のトークがノーカットで見れます。だからただおもろい兄ちゃんたちが「だらだらダベっている」ようにも感じれるし、でも中身は高等な「べしゃり」に感じたりします。二人のトークの間が合わずつまるなど普通の編集済みの全国放送にはないトークライブをそのまま番組にしたような空気・緊張感などがあります。ゴールデンタイムの作られた感のある番組に疲れた方にはお勧めできるんじゃないでしょうか。
オモバカ8(エイト)~第一回オモバカ王者決定トーナメント~ [DVD]
芸人がネタを披露して勝者を決める番組は数多くあるが、中でもこの番組は最強であることは間違いない。
忠実に再現したバーリ・トゥードのリングの上で、K−1の状況をこれまた忠実に創出し、二人の芸人が笑わせ合う。
最大3ラウンド、互いに笑わせ合い、先に相手を笑わせた方が勝ちとなり、トーナメントで王者を決めるシステム。
大半の選手が10年以上の芸歴があるため、何気ないネタでも深みがあり、思わず笑ってしまう。
選手の登場シーンもK−1そっくりで、観客も一体となって盛り上がり、雰囲気を創っている。
第二回トーナメントに登場する劇団ひとりが現在、「絶対王者」として君臨しているが、ひとりに勝てるのは、なだぎ武しかいないのではないかと思う。是非、次回の戦いには出場して欲しい。
グローバル化と人間の安全保障―行動する市民社会 (NIRAチャレンジ・ブックス)
人間の安全保障とは、日本の故首相・小渕恵三氏によって提唱されたものであるが、なかなかその実態を知ることはできなかった。本書では、バングラディシュやアフリカなど、後発発展途上国でのNGO活動等の具体例を基に、いかにして、どのような手段で人間の安全保障を達成していくべきかが書かれている。ショミティを通しての貧困層の意識化。グラミン銀行のマイクロ・クレジット活動。しかし何よりも重要であると思われるのが、NGO活動のゴールはどこであり、一体何であるのか?ということであろう。世界を舞台にした完全資本主義制度のなかで、ろくに資本にありつけない国々は一体どのようにしてこの格差を解消していくべきなのか?ODA供与やNGO活動だけで、果たしてこのような国々を本当に救えるのであろうか?いやしかし、行動し続けるしかないであろう。
世界の半分が飢えるのはなぜ?―ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実
この本は勉強になります。
児童書というのは分かりやすく書いてあるから実は小難しいこと書いてある大人の本よりよく分かってよいです。
”飢餓は人類が作り出している”
皆さんはこの事実をどうお考えになるでしょう。
世界の食料生産能力は世界中の飢餓問題を解決するのに充分な供給力・生産力を持っているそうです。しかしながら、一部の権力者や食糧供給市場の支配者たちが利益のために儲けにならない世界への食料供給をしないそうです。
飢餓は天災でも自然淘汰でもないのです。
どうしますか、みなさんは?
みなさん是非読んで下さい。
そして声をあげたり、話したり、あるいは世界を動かせるほどの人脈や力を持っているなら、何をしますか?
これは人類の解決すべき宇宙から与えられたの課題の一つである。そう思います。
感染遊戯
去年の秋に放送された『ストロベリーナイト』が来年1月に連ドラ化されると聞いて、こちらの作品も購入。個人的には姫川の宿敵・ガンテツの他、『ソウルケイジ』や『インビジブルレイン』で影の薄い感じだった葉山巡査長も活躍していたので、面白く読むことができました。別々の事件と思われた3つの大小の事件が最後に見事に繋がる辺りはさすがと言う気がしました。他の作品では嫌いなキャラだったガンテツにも親しみが湧いて来ました。姫川班が再編成される新作の刊行が楽しみです。ラストの姫川の言葉通り、葉山も班に引っ張ってもらい、彼自身がずっと胸にしまっているとある事件も、彼自身の手で解決するようなエピソードも盛り込んで欲しいです。それから、倉田元刑事のその後も描いてくれるといいなと思います。