リーダーシップ 6つの試練
潘基文・国連事務総長や先日ノーベル平和賞を受賞したサーリーフ・リベリア大統領を輩出するなど、世界最高峰のリーダー養成機関として名高いハーバード政治行政大学院(ケネディ・スクール)。やはり最も人気が高い授業は「リーダーシップ」だという。そして原書は、そのケネディ・スクールの授業で実際に使用されているテキストだ。
それだけ聞くと「アメリカ好みのマッチョなリーダーシップについて語られているのだろう」と思いがちだが、それは本書が提示する真のリーダーシップとは似て非なるものである。むしろ、「人々が現実に立ち向かい、自ら責任を持って考え行動できるようにすること、そうすることで人々自身が所属する組織や共同体の問題を処理し、有意義な進歩を遂げるようにすること」こそが"Real Leadership"だと定義される。本書では、そうしたリーダーシップをいかに発揮すべきか、逆に「紛い物のリーダーシップ」とは何か、が日本の明治天皇や西郷隆盛を含む豊富なケースによって具体的に解き明かされていく。
2011年3月11日以降、まさに日本社会は深刻な「試練」に見舞われた。筆者も「震災による被災地復興支援や原発対応という局面において、残念ながら日本社会は効果的なリーダーシップを発揮できていない。日本は切実にリアル・リーダーシップを必要としている」と指摘している。すなわち、危機に直面している日本にこそ本書で提示される「真の」リーダーシップが必要なのだ。
全てのリーダーを志す人に読んで欲しい一冊である。
中学受験 小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子
6年生で必ず成績の上がる学び方7つのルール (地球の歩き方Books)
某大手進学塾の現役講師が書いた本だけに、とても実践的なノウハウが満載された本です。
科目別攻略方法、学年別学習方法、テスト直しの仕方、望ましい解き方・思考方法等々、色々な角度から学力向上の秘訣が説明されており、とても参考になりました。
特に、筆者が在籍している某大手進学塾(おそらくN?)に通うご家庭には重宝すると思います。
テスト直しノートや自宅で理科実験など、親としてできるサポート方法も参考になります。
幅広い学力をカバーしている本だと思います。
プラス志向で、できることに一つずつ取り組むことが、中学受験でも大切なんだなと感じました。
思ったようにはお子さんの学力が向上していないご家庭に、特にお勧めします。
塾長が教える塾に行かなくていい勉強法
209ページから成る、30年の指導実績を持つベテラン塾長の一冊。
全6章の中で、特に第3章「成績を伸ばす勉強法」がお勧め。
具体例を交えながら、やる気の出し方や勉強の仕方が詳しく紹介されている。
タイトルが矛盾しているように感じるかもしれないが、
塾であろうが、家であろうが「やればできる」というメッセージが込められている。