久遠の絆 -THE ORIGIN- 初回限定SPECIAL PACKAGE
いままでの久遠をすべてプレイしていましたが、これはこれで楽しめました。
ただ、昭和編が短すぎたり、過去編が変更になっているのに現代編のテキストがそのままなところがあって違和感があったり、エロが無理に入ってテンポを悪くしていたり、ストーリーの質とは別なところで雑な点が見受けられて残念でした。
前作が素晴らしかったので、賛否があるのは当たり前。
昔の設定資料集に本当にやりたかったのは玉藻前構想だと書いてあったので、期待していましたが、もう少し丁寧につくってほしかったなあ。
いっそPS2版を移植して同梱してくれれば、違いが楽しめる完全版セットで良かったのに、と思いました。
久遠の絆 再臨詔
ストーリー最高。特に、サブタイトルにもなっている、PS1より追加された「再臨詔編」とメインヒロイン(なのかな?)である万葉編。ストーリーに心打たれました。現代、平安、元禄、幕末と4つの時代を行き来するストーリー、またいろいろな伏線が張ってあり、最後のほうで話が1本に繋がったときは最高の気分でした。
初めての経験でした。初めは何気なく楽しそうだなと思って買っただけだったのですが・・・ここまでの作品だとは思いませんでした。確かに、ゲームの感じ方なんて人それぞれだと思いますが、このゲームはやっても損はないと思います。
また、各ヒロインそれぞれに魅力があって良かったです。やってて飽きが来ることがありませんでした。また、隠しシナリオが3本もあります。大体、3人のヒロインのストーリーと「再臨詔編」は、1本2~3時間で終わります。その他の二つはは20分ぐらいです。
そして、特筆すべき点はCGがとにかく多い!ビックリしました。100枚は軽く超えるでしょう。そして、その一つ一つ丁寧に描かれていてとても繊細で美麗です。音楽も水準以上で心に残る曲もありました。
ただ一つ惜しいのは、システムをもう少しよくして欲しかった。フローチャートを作るだとか、方向キー上で文章を戻ることができるようにして欲しかった。そして、セーブできるところが少ない。たしか、40個あったかなかったかぐらいです。個人的にせめて50個は欲しかった。そして、もう少し各セーブデータの情報を詳しくして欲しかった。このぐらいです。
やはり、最後になっても思うのがストーリーの良さ。マジで良かったです。ストーリーだけで星10個ぐらいあげたいです。そして、天野先輩・・・良かったです。ツボにきました。あまり言うと物語の真相に触れるので言わない、というか言えないのがとても残念です。とにかくやってみてください!
久遠の絆 再臨詔 -Portable-
今はなき『ナイスゲームズ』という雑誌で本作のオリジナル(PS版)のことを知って以来のファンで、PS版とPS2版をプレイ済みです。
今回こうして携帯ゲーム機で遊べるようになって嬉しく思います。
さて、本作はノベルゲームです。時々現れる選択肢によって物語の結末が変化していくのですが、そのときにとる行動によってはエンディングに至ることなく終わってしまいます。
以下、ネタバレ含みます。
エンディングはバッドエンド(デッドエンド有り)を除いて5種類あります。うち1つは、真(トゥルー)エンド後に見られるようになっています。
真エンドでは物語中で訪れる(体験する)各時代がいつなのか、と登場人物が表示されるのですが、そこで採用されているのが、「皇紀」という暦です。日本史に興味がある方なら知っているかも知れませんが、「皇紀」というのは、神武天皇即位の年を元年とする紀元で、西暦でいうところの紀元前660年が皇紀元年にあたります。(本年2011年は皇紀では、2011+660=2671年となります。)つまり、本作はこういうところも和風なのです。
他に、本作の特徴として、法術戦闘があります。そう何度もあるわけではありませんが、本作では唯一のアクション要素です。いたってシンプルなもので、目標を設定し、制限時間内に五ボウ(草冠に亡)星(星形)を描くというものです。何度かやっているうちにうまく描けるようになります、多分。
封入特典は、ブックマーカーで、各ヒロインの描かれたものが4種類入っています。ノベルゲームだからこその特典でしょう。ゲーム中のセーブ画面でも何頁(ページ)となっていることですから。
他は既に投稿されているレビューの通りです。やはり、オートメッセージ機能が欲しかったですね。メッセージスキップはあるのですが。
相変わらず「いいね」と思える作品でした。
(11/29) 後々叩かれそうなので(笑)、先回りして一点追加。
作中で一部のヒロインといちゃラブなやり取りがあります。なので、「そんなの見てらんねーよ。」という方は避けるが吉です。
久遠の絆 -THE ORIGIN- 初回限定通常版
前作の久遠の絆2作プレイ済み、自分の中でベスト3に入る作品だと思っています。
つい最近までエロゲ化されたこの作品があることを知らずにいました。
シナリオが大部分変更され、エロゲ化・・・びっくりしましたが、全然アリですね。
アマゾンの評価で悪い評価が目立ちますが、妄信的な信者の大げさな評価だなと感じました。
大好きな久遠の絆を新たなシナリオで楽しめるのが幸せです。
内容もとても面白いと思います。
何よりこの値段・・・安い!すごくお買い得です。
久遠の絆 再臨詔 フルボイス版 初回限定特装版
本作を初めてプレイした者としての感想です。
1.プレイ時間
とても長いです。
さくさく進みたい方には辛く感じるでしょうが、
たっぷり時間をとって味わうくらいのスタンスが良いです。
プレイにかけた時間の分だけ、味わえる感動も一入でしょう。
2.ストーリー
よくつくりこまれてるなぁと感じました。
各時代ごとのストーリーがありますが、
「あともう一歩なのに・・・」という余韻を残したまま、
また別のストーリーへと移っていく消化不良感が、
続きをプレイするモチベーションとなり、
どんどん進めたくなるようになっています。
3.ボイス
フルボイス版ということもあり、
転生ごとに変わるキャラの言葉遣いや、
その時代での絡みの違いが楽しめます。
4.画
90年代に発売されたゲームだそうですが、
とてもきれいですし、古さは気になりません。
5.文章
台詞以外の文章を含めて、全体を通して読みやすかったです。
ただ、難しい漢字が多い部分があって、そこは勉強のつもりで読むしかないです。