Rage Against the Machine: The Battle of Mexico City [VHS] [Import]
"testify""guerrilla radio""people of the sun""calm like a bomb""sleep now in the fire""born of a broken man""bombtrack""know your enemy""no shelter""war within a breath""bulls on parade""killing in the name""zapata's blood""freedom"の全14曲。
トムモレロのギターの音色がライブでも再現されていることは驚きだが、それよりもバンドとしてのエネルギー量が生半可なものではない。
熱い塊が画面の向こうからひしひしと伝わってくる。ラストの"freedom"は圧巻、ドーパミンが吹き出るのを抑えることはできない。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
衝撃とか革命というのは、こういう音楽のことを言う。ザック・デ・ラ・ロチャ(Vo)、トム・モレロ(G)、ティム・C(B)、ブラッド・ウィルク(Dr)の4人からなるこのバンドは、1992年L.A.で結成された。音楽と政治は1枚の紙の表裏のように互いの存在を肯定し合う ― その哲学のもと、彼らは歴史/現代批判を、表面的な平和に慣らされてしまったその神経の代わりに心臓をパンプさせる原動力にでもなるかのような勢いで、音と歌詞を武器に容赦なく轟かせる。「アメリカ合衆国」 ― 原住民の抹殺とアフリカ人の奴隷売買で始まった500年前のプロパガンダ。自由を憲法に掲げながらも、500年前のヨーロピアン・システムがもたらしたその影響は、悪循環という手段で人間の精神に寄生する。現在も残る根強い人種差別、搾取、貧困、それらすべての根源は、システムの構造にある。アメリカの大地が育んだ血と精神は、ここ数百年このシステムが犯してきた数々の犯罪を、不平等の壁の後ろで、賢者のように沈黙の熟成を確信し、嵐の前の静けさのようにインテンシティーを増しながら、記憶してきた。そして時代の到来と共に、勢いは堰を切った。Rage Against the Machine ― 革命の音楽。
こういっても過言ではないでしょ。これみたら、他のライブビデオの迫力なんてちんけなものに思えてしまいます。
それぐらいこのDVDはすごいのです。
ザックが叫ぶ。トムがギターを鳴らす。ティムがベースとともに「うねる」。ブラッドがドラムを殴る。これらがぶつかり合う、本物の野外ステージはまさにロックの醍醐味といえます。
最初のthe ghost of tom joadですでにノックアウトです。
bulls on paradeではトムの手漕ぎでスクラッチの音まねをする姿が印象的です。
KNOW YOUR ENEMY最強です。
言うことがありすぎて困るぐらいです。僕のレビュー見るよりもまずかって見てください。最近でた最後のライブDVDよりもまずこちらです。
Rage Against the Machine [DVD] [Import]
まるで砲弾のように轟く音。熱狂する徴収。凄まじいまでのライブパフォーマンスと思想を体現したクリップという構成。その威力には誰もがひれ伏すはず。間違いなくレイジのベストビデオ!!