びんちょうタン 4巻 (BLADE COMICS)
びんちょうタンはこの巻で完結となります。
ただの萌えキャラ漫画とおもって手に取った1巻でしたが、巻を追うに連れて
びんちょうタンを取り囲む人々の話が掘り下げられ心を打ちました。
それぞれに不幸を背負った子供達がいます。
その子供達がふれあうことで、不幸がすこしずつ互いの持つ優しさで
埋められていきます。『純粋な優しさ』と言う言葉がこの作品のもつ力です。
この作品に出会えたことに感謝します。
そして、この本を手にした人がほんの少し優しくなれることを願っています。
びんちょうタン 1巻 (BLADE COMICS)
この作品を見て、何となく「一杯の掛け蕎麦」
を思い出しました。
一人で、孤独を感じながら、それでも健気にたくましく
生きていくびんちょうタンに生きることの寂しさ、
辛さ、そして時たま訪れるほのかな幸福を見せつけられ、
こちらが生きていく強さを教えていただく思いでした。
是非、多くの人に見て頂きたい作品です。
アニメーション「びんちょうタン」EDテーマ びんちょう音頭
全体的にやさしい旋律で、非常に日本的なリズムですが、それでいて泥臭くなく、小さい女の子のいる家庭ならば、父母の皆さんが娘さんと一緒に踊ってあげても気にならない優しさのある癒しの曲です。
時折入る「ちくタン」の囃子声や「びんちょう、タン♪、びんちょう・タン♪」の楽しげなリズムは、宮崎駿監督をはじめとするスタジオ・ジブリ系とは違った色合いがあります。強いていうなら、『こなみかなた』さんよる『チーズスイートホーム』の楽曲(歌)おうちがいちばんが一番近い雰囲気でしょうか?
娘さんを持つ母親の皆さんだけでなく、父親(大きな男の子?)の皆さんも一度聞いてみてはいかがでしょうか?
きっと親子揃ってびんちょうタンの音楽世界のファンになることと私は信じています。
びんちょうタン 参 [DVD]
山田昌弘っていう胸くそ悪いクソ学者の本を読んでむしゃくしゃしてると、なんかこの作品を思い出した。
健気だけでしっかりとがんばって働く、フリーター炭、不正規労働炭、びんちょうタン。病気になったり、さびしくなったりすることもあるけど、あたたかい友だちや仲間に支えられて、しっかり生きてるびんちょうタン。働くってなんだろうなぁ、生きるってなんだろうなぁ。貧乏で、その日暮で、不安定だけど一生懸命働いて、ちょっと贅沢して、また働いて。そんな単調で地味な日常の中の、ちょっとした幸せをたいせつにする、びんちょうタン。ほしいものが買えなくて、生きてくギリギリの生活しかできない負け組炭、びんちょうタン。でもそれじゃいけないんですか?10年後、20年後の計画を立てて、世のため人のために朝から晩までギトギトして生きなきゃダメなんですか?ボクはそうは思わないなぁ。皆さんはどう?