Songs (CCCD)
昔流行った「ハッピーライフ」「空に唄えば」をふと聴き直したくなって本盤を入手したのだが、
聴き終えた後で虚脱感に見舞われた。
総じて曲の歌詞の内容が小市民的な現状追認と内省と懐古と能天気な未来への期待に留まり、
聴き手の心に引っ掛かる部分がない。
つまり言っても言わなくても変わりないようなことしか歌ってないのだ。
メロディとアレンジは、ポップスとしてはよくできているけれども、没個性極まる。
一曲だけ多少毛色の違う物が混じっていると思いきや、オリジナル曲ではなくカバー曲であった。
瑕らしい瑕はないので星は三つにしておくけれども、
あまりにも無味無臭で存在意義の分からないアルバムと思われた。
「小さな暮らし」で軽やかに生きる―ものを減らして、必要なものだけに (ゆうゆう特別編集) (主婦の友生活シリーズ)
一時期、「捨てる」関係の生活提案が大流行していたが、2009年「ゆうゆう」の再編集版のメッセージは、「ため込む人生は終わりにしよう」。「ゆうゆう」愛読者の年齢もあるのだろうが、後に残したいものは何か、この先どうしたいのかをはっきりさせて、モノは少なく軽やかに生きていこう、という意識をもった著名人、一般人が出てくる。
また、地球環境と食の安全に配慮している人たちも多く登場し、「技術」を使って捨ててしまおう、と考えへの反動がきているのかな、と感じさせられた。
とりわけ、スージー・クーパーのコレクターとして有名だったあの酒井しょう子さんが、華麗なヴィクトリアン・スタイルから、シェーカー・スタイルへ移っていたなんて、とても驚いた。ピーコさんも登場していて(!)、バカラって割れる時もいい音がするのよ、と深い言葉を吐かれている(自分も最近150年以上前のイギリスのグラスを割ってしまったので、少し慰められた)。人生の先輩たちのさっぱりした、清清しい生き方はとても参考になった。
CLIPS+ [DVD]
LIVE LIVE LIFE?に続きこのCLIPS+も買っちゃいました!
大正解!めちゃくちゃ楽しませてくれました!!!
まじ◎の作品です。私は43歳のおばちゃんですがSHOGOくんの大ファンです。
あんなに真面目に真剣に歌うアーティストは他にはいません。大好きです。
CLIPS+はユーモアも満載でこの連休中ずう~と観て175Rに惚れ直しました。
幸せをありがとう!!!
名古屋のLIVEへも行きます!3階1列目6ですが本とに楽しみにしていま~す!日比谷野音にもいったんですよ!良かった~!!!
イナゴの日 [DVD]
ナサニエル・ウェストの原作を映画化。同工異曲のS・フィッツジェラルド原作「ラスト・タイクーン」=エリア・カザン監督で映画化=より、こちらの映画化のほうが早かった。ジョン・バリーが提供したクラシックを思わせる音楽が足を引っ張ったこともあるだろうが、文芸超大作の貫禄十分だった割に公開当時、日本の興行がパッとしなかった最大の原因は、日本版ポスターを見れば判るように「ハリウッド内幕エロもの」風の安い売り方をして、米国同様に「パニック映画」として売らなかったせいだ。こういう凄い映画が公開数日でアッという間に終わってしまったことを当時、とても残念に思った。この映画、その実態はもうパニック・スペクタクルそのものだと断言できる。その凄まじさは是非、この高画質・高解像のDVDで多くの方に味わってもらいたい。国内ロードショー公開での興行成績惨敗の雪辱を果たしてくれればと願っている。