水脈 (文春文庫)
図書館の本棚の隙間から見える池とか、絵の中の滝にいきなり入り込むところとか、夜中だけ現れるため池とか。場面変化が改行一つで続いていく書き方はちょっと状況把握しづらいけど、いかにも夢の中の支離滅裂の中の当然の如き理路整然といった感じで面白い。
他人の記憶と自分の記憶の齟齬や、辿れない記憶、他人に無理矢理補完されてしまう記憶など、記憶についての描写が多い。全部主人公の過去に呼応した物語だから、自然多くもなる。あ、あと生物の種名(魚とか樹)も多い。
性に関しては水をテーマにしているだけあって、脱力してしまうような倦怠感の中に融けていくような不思議さもある。
ファンタジーなのにどこかせつなさや悲しさの漂う感じ。逆に新しいかも?
クライマックス・ストーリーズ ウルトラマンティガ [DVD]
自分はティガは本放送・再放送ともリアルタイム視聴、DVD-BOXも買った大のティガファンで、
総集編も期待しながら手にしました。
DVDの内容は、前半は主に「光を継ぐ者」「悪魔の予言」「悪魔の審判」「拝啓ウルトラマン様」といった回をメインに、各話を駆け足でなぞっていく感じの構成。他のクライマックス・ストーリーズとは違いナレーションは無かったですが、冒頭は字幕で場面を説明する作りになっていたり、うまくわかりやすいよう編集がされていたので、大して問題はなかったと思いました。
ちょうど半分過ぎたあたりからは最終3部作に突入し、クライマックスを入念に描いて盛り上げています。イーヴィルティガ戦が無かったですが、終盤重要になってくるマサキ・ケイゴについては軽く触れる程度に「影を継ぐもの」の回想シーンが入りました。
最終決戦は非常に燃えましたし、ラストシーンは初見のころ同然に感動でき、見終わったあとは大変満足した気分でした。
他のかたのレビューに「主題歌のオリジナルが流れない」と書いてあったので不安でしたが、実際に見てみると普通にV6のTAKE ME HIGHERだったので安心しました。
そんな感じで、ティガファンである自分は非常に良い出来のDVDだと感じました。
ですが1つ問題なのは、やはり60分という制約のなかで物語を詰め込んだため、ティガを初見の人は付いてこれないのではないかということ。
隊員1人1人のドラマや、ダイゴとレナの恋模様など、大事な要素が短時間では描ききれていない感があったし、初めてのひとにはティガという作品の魅力が十分には伝わらないような気がしました・・・。
ティガファンにとっては「当時を懐かしむことができるすばらしいDVD」だと思いましたが、ティガを見たことが無い人には「このDVDを見るより、テレビシリーズを1つ1つ見てほしい」という思いが、個人的には強いかなといった印象です。
とちらにしても、物語における主要部分は整っていましたし、我が家の場合、当時見ていた自分や兄弟、母、ティガを見たことが無かった父と、家族全員そろって楽しむことができました。興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
名曲発掘 ! ジュエル・バラッズ
聴きたかったのは、亡くなった本田美奈子さんの「つばさ」です。
スッゲー!
愕いた!
超〜、ロング・ト〜〜ン!
前からアイドルにしては歌唱力あるなぁ、と思っていましたが、想像以上でしたよ。
聴いているこちらの呼吸が止まってしまうような気がしましたよ。
亡くなってしまったのは、本当に残念だと思います。
高田みづえ:コンプリート・シングルズ
以前は5000円でちょっと買えなかったが、3800円に値下げ!されたので購入した。手持ちのコレクションにベスト盤一つ無かったのが理由であるが、本音はジャケ写の美しさにひかれ思わずレジへ直行!(値下げ再発として、ミッチョンやサワコも同時発売だが、いずれもセレクトしたジャケ写が非常に非常に良い。テイチクはその辺よく分かっています、センス有りますね♪)
非常にドメスティックな歌謡曲路線…ともよく言われるが、イメージとは違い、古き良き歌謡曲…という趣ではなく、非常に洗練されて昇華された歌声である。はっきり言って心地いい。自宅で仕事をしながら聴くときもとても癒される。個人的にはディスク2のドミノが特にお気に入り。桑田さんの名曲を良く歌っている点では、その後の高樹澪や長山洋子(アイドル時代の)の歌う名曲カバーの原点を彷彿とさせる。
これは買って自宅にコレクションとするに相応しい、永久保存版。非常にお勧めです。百恵ちゃんのCDと交互に聴くのも楽しい。
レジェンドゴールド 小悪魔 高樹澪 [DVD]
飯島直子さんのとあわせて購入しました。ハイレグや、ホットパンツ姿が拝見できます。ハイレグのVゾーンが結構見られます。なんだか別カメラでそこ(胸チラとかVゾーンとか)ばっかり狙ってるような印象を持ちます。当時のこのシリーズの手法だったのかも…と思わずにいられませんでした。でもこういうのは好きです(笑)