RADWIMPS
ライブで彼らの音楽を聞き、出番終了後に
すぐに後ろの物販に駆け寄り買ったこの一枚。
ただ単純に「なんなんだこの音楽は?!」
とひたすら驚くばかりでした。というより興奮に近かったかも。
こんな考え方もあるのか、と歌詞に関しては驚かされるばかり。
このあとに続くアルバムより、いい意味で若さも出てて
素晴らしいものになっています。
他の二枚のアルバムを購入されたなら、是非このアルバムも
聞いてみるべきだと思います。
絶体絶命(初回生産限定仕様)
今までのラッドはラブソング、おちゃらけた歌、英詩中心のメロコア、そしてシリアスで激しい曲が共存しており、全体的に明るいアルバムが多かった。
だが、このアルバムでそのバランスはいい意味で崩れた。
なぜなら、このアルバムではシリアスな曲がきわめて多い。
心の底に溜まった自己不満、悩み、本音をぶちまけた曲だらけ。そしてその感情が激しい演奏と野田の叫び声と共に爆発するのだ。
何たって、最初からいきなりDADAで爆発するんだから。
しかしもっとも衝撃的なのは狭心症。
都合の悪いことから目を塞いで平和な世界で生きてる人間。そんな自分自身に対する心の奥底にある怒り、悩みの感情を抑えながらも吐き出し、しまいには爆発する。単純な曲調が言葉の力を更に押し上げる。この曲は感情と言葉そのものである。
他で特に秀逸なのは学芸会。社会の中のただの一人に過ぎない自分を学校の学芸会で表現したシリアスな曲なのにラストのサビは明るくなっていて、たとえ人間の中では脇役でも自分の世界では主役とネガティブな歌詞をポジティブに変換している。この曲展開が素晴らしい。
また久々の下ネタ曲G行為もシリアスかつ面白い。歌詞カードにニヤリ。
他にも透明人間18号、グラウンドゼロ、など充実している。携帯電話の展開は泣きそうになるレベル。
そしてラストの救世主はこのアルバムによる問題提起に対する返答である。
起承転結がきっちりされており、今までで最もトータリティのあるアルバムに仕上がっている。
ジャケット、特に初回盤は歌詞がごちゃごちゃにからまったジャケットになっている。ポジティブではなく、ネガティブな意味で"言葉"に重きを置いたアルバムだということではないだろうか?そのからまった感情の狭間で苦悩している状況こそが絶対絶命なのである。ラッドで最も衝撃的な作品だ。
目も耳も背けてはいけない。ここにあるのは全て現実。我々にも直結する事実であるのだから。
そして、このアルバムがその解決への糸口となることもまた事実である。
「ふくらはぎをもむ」と超健康になる―1日4分で体の不調も心の悩みも消える! (ビタミン文庫)
「ふくらはぎマッサージ」について基本的なことは全て網羅していると思います。ふくらはぎは「第二の心臓」として血液循環に非常に重要であり、コンディションを整えることは全身の血流の向上を促し、それが循環器系疾患の改善や免疫力向上、若返り効果等、体中にいい影響を及ぼす、そんなことをマッサージの実践の仕方を説明しながら教えてくれます。私の場合は特によく眠れるようになりました。よく眠れないときは決まってふくらはぎが硬く凝ってしまっていますから、コンディション作りのひとつの目安にもなっています。
私の場合は同じような内容の別の本を既に以前に購入しており、既に「ふくらはぎマッサージ」について事前に知っており、内容はある程度重複していました。この本の場合は特に女性に向けたところは沢山あるので(ちなみに私は男性)、女性であれば私以上に得るところがあるかもしれません。また、初めて「ふくらはぎマッサージ」に取り組もうという人にはとてもわかりやすいいい本だと思います。
ふくらはぎマッサージは簡単ですが効果は大、「痛気持ちよく」ほぐしながらほぐしていくと色々いいことがあると思いますよ。
いつすべきか?119番
現役の救急救命士です。救急車をタクシー代わりとして利用しているとしか思えないような事案があるという旨の報道をよく見受けますが、その理由の一つとして、どんな時に救急車を呼ぶべきなのかといった基準を一般の方々(時には医療従事者でさえ)が持っていないことがあるのではないかと感じます。
この本は、症状別に一般の方でも十分に理解できるような分かりやすい説明とイラストがあり、すんなりと頭に入る内容になっています。普段昼間に一人で子どもの面倒を見ている方、遠く離れて暮らす高齢の家族から電話で体の調子が悪いことを言われ心配している方、夜中に症状が出たが朝まで様子を見るかどうか迷っている方などなど、これって救急車を呼ぶべき??という心配を解決してくれます。
また、付録には家の中で常に目のつくところに貼っておけるようにと、本の内容をまとめた症状別一覧表もついており、筆者の優しい心遣いを感じます。
是非、この本を読んで、みなさんの中に救急車を呼ぶ基準を持ってほしいと思います。
万病に効くふくらはぎマッサージ―狭心症、不整脈、動悸、息切れ、心筋梗塞を自分で防ぎ治す“痛快”健康法 (ビタミン文庫)
2本脚で歩くヒトにのみあるふくらはぎ(猿にも下腿三頭筋はあるが、ヒトのように明快に発達してはいない)は、直立生活を続ける上で脚部に滞りがちな血液を心臓へ戻すポンプ的役割を果たしている。
血液は、身体全体に酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を取り除く働きをしているので、それをスムーズに行うようにふくらはぎをマッサージすることで働かせるのは理にかなっているとは思うが、医師である著者が書くように救急からアレルギー・自律神経の整え・脳疾患などあらゆる疾患に効果的かどうかについては疑問。
後半の約半分は体験談的内容で、それよりもふくらはぎマッサージの有効性の臨床結果や効果的でなかった症例を載せて欲しかった。
最近になって著者が書いたものではない類書も出ているので、そちらも読んでみたい。