無罪モラトリアム
世紀末をかざる素晴らしい傑作。
今の東京事変は他のミュージシャンと同じ轍を踏んでしまっている。
どうせならスティーリーダンの様な音で徹底してほしいな。
また椎名さんの声も最近痛んでいる様なので心配です。
虹伝説 [DVD]
このライブからもう20年以上経っているんですよね。高中さんにとっては転換となった、「虹伝説」のライブ、一部外された曲もあると思いましたが、壮大でドラマチックな組曲となっており、演奏も最高です。ラストのギターは、涙もの。ステージもかなり視覚的に凝っていて、ギターと髪の毛に七色のペインティングを施すなど、会場では判り辛い部分も、バッチリです。また、個人的には、今は海外在住の小林ミミ泉美さんが見れるのが、嬉しい。余談ですが、ドラムの宮崎さん(「Plumed bird」のドラムはレコード同様壮絶)は一度音楽からリタイアしたのですが、最近復活し、ご活躍されてます。宮崎ファンにとっても嬉しい作品です。
ミカ・バンド・ライブ・イン・ロンドン
◇「ホットメニュー」と「黒船」が紙ジャケになっているのに…「ファースト」&「ロンドンライブ」はなんで出さないのでしょう?日本で初めて海外で認められたロックバンドなのに…?すごく軽い扱い…文化を誇らない国民性に原因があるのでは?
レコード・コレクターズ 2010年 08月号
こういう企画に自分の好きなアーティストが入っていないと、たいていの人はがっかりすると思います。
だから、批判も多いのでしょう。ただ、やはり、私は専門家の意見はそれなりに尊重すべきだと思います。
素人のひとより、かなり多くの枚数を聞き込まれていると思うので。わたしも、70年代はちょうど中学の頃ですが、
実際聴いていたのは、小椋佳の“彷徨”とか“残された憧れ” 風、井上陽水、ユーミン、グレープそんなところ。
きっと多くの当時の日本人もそんな感じだった事でしょう。ユーミンや氷の世界以外は、ベスト100に入っていませんが、それはそれで良いと思う。
はっぴいえんど、シュガーベイブ、ジャックスなどは後の時代に再発見=評価されたのですよね。
当時聴いていた人の認識は素晴らしかったでしょうね。ライブに行けた人はラッキーでした。素直にそう思いますね。
こういう雑誌は私たちに対する“啓蒙”の意味もあるのでしょう。素敵なアーティスト、アルバムとの新しい出会いがあるかもしれない。
そういう、前向きな気持ちで読むと色々と伝わってきます。
ちなみに、この雑誌の中で、唯一ユーミンの“ひこうき雲”は当時よく聴いていました。天才少女の登場が眩かった。
“今の”私が1番好きなのは、鈴木慶一“火の玉ボーイ” はちみつぱいの“センチメンタル通り”と高田渡の“ごあいさつ”ですが、
こういう雑誌がないと巡り会えなかった逸品と思います。
黒船 (紙ジャケット仕様)
今となっては完全に仇になった「タイムマシンにお願い」のミカのボーカルはおいといて、インストルメンツ、B面の叙情性豊かな歌世界、破天荒なレコーディングと圧倒的な音壁にはつくづく驚くばかり。覚醒した幸宏のドラミングは圧巻です。
今回は待ちに待った24bitリマスター紙ジャケとなりましたが、このシリーズのCDレーベルのデザインの悪さには思わず愕然・・・。こういうとこ手を抜かれるとがっくしくる。ソノシートかと思いました。