茅ヶ崎・東海岸 カフェ・ブレッド&バターの軌跡 [DVD]
「あの頃のまま」をブレバタとユーミンが歌い、松任谷正隆が伴奏する。
DISC1は2000年7月に観音崎のホテルで収録されたブレバタのスタジオセッション。もちろん観客はいない。
「昔のカフェ・ブレバタみたいのやってみたいね」から構想が始まり、観音崎京急ホテルにはユーミン夫妻がAUDIで、南佳孝がポルシェで乗り着ける。
参加ミュージシャンはブレバタ、松任谷由実、松任谷正隆、杏里、南佳孝、杉真理、鈴木茂といったあたり、最年少(といっても1961年生まれ)の杏里がちょっと緊張気味なのが印象的だった。曲作りのシーンや適度にトークを織り交ぜながら、いかにも楽しそうなセッションであり、こういうシーンは観客がいないスタジオだからこそであろう。「あの頃のまま」をブレバタとユーミンが歌い、松任谷正隆が伴奏する。
DISC2は2007年9月にゆうぽうと簡易保険ホールで行われた「湘南カフェ・ブレッド&バターライブ=一夜限りの復活=」コンサートをDVD化したもの。
このDISCもDISC1に劣らずなかなかエキサイティングである。
参加ミュージシャンはブレバタのほかにムッシュかまやつ、南佳孝、松任谷正隆・由実夫妻、鈴木茂、加藤和彦、ゴスペラーズほか。あの頃のまま」はユーミンのソロ。ラストの出演ミュージシャン全員のカーテンコールは圧巻。このコンサートを実際に見ていたら大興奮だろうな。
2枚で合計4時間弱。なかなか見応え、聞き応えがあるDVDである。
GOLDEN☆BEST/南佳孝 SINGLES 1978-1993
シングル集として編集された、南佳孝氏(ソニー時代)のベスト盤。本人が関わったという記述は特になく、恐らくレコード会社主導のものと思われる。とはいえ、重要曲はほぼ収められ、また限られた曲数の中で結構バラエティに富んだ内容を持つ好企画となっている(但し、全シングル収録という訳ではない)。
注目は、今回初めてCD化及びアルバム収録の「潮風通りの噂」。[詞:山川啓介/曲:大野雄二]で、佳孝氏は歌のみという珍しいパターンだが、これが意外?とイケている。派手さはないが、当時(78年)の歌謡曲の空気も感じ取れる佳曲。
以下、基本的には各アルバムの代表曲ともいえる作品が続くが、終盤3曲は本作ならではのシングル単独作品。特に「風の旅人」は、従来の“都会”でも“海”でもなく、“異国の地”、“旅”といった新たな傾向が顕著な名曲(アルバム『どこか遠くへ』のカラーにも通じる)。
なお、少しだけ難を言えば、もう何曲か“入っててもいい”曲があること。例えば、「日付変更線」「ソバカスのある少女」といった初期の名作や、これもシングル単独の「パレードは虹をわたる」(87年)など。収録時間にもまだ余裕があるだけに、ちょっと残念。
とはいえ、佳孝氏の音楽の多様性は十分楽しめる内容となっている。よくご存じない方やこれから聴かれる方には、とりあえず本作をお勧めしたい。
クライマックス 80’s BLUE
『CLIMAX 80's』 BLUE
こちらは80’s後半。
様々なリアルな現実が頭の中を駆けめぐる(笑)。
良かったなぁ、あの頃は。
でも選曲と曲順が
アマゾンの商品紹介記事とこのCDとは
バージョンによって微妙に曲順や選曲が違うな。
そうか!TKがらみか(笑)。
Smile&Yes
久しぶりのオリジナルアルバムを楽しみに聞きました ここ近年の高い声がかなりかすれてる部分がアルバムを聞いてるとどうしても気になってしまいました。 曲 アレンジとも堂々と久々の南佳孝らしい世界なんですが。
クライマックス 70’s ルビー
70年代の半ばころから、カタカナのタイトルが一気に増えた気がする。このCLIMAX 70’s RUBYでも、原田真二の「てぃーんずぶるーす」も入れれば40曲中19曲にカタカナあるいは英語が使われている。1976年には雑誌「ポパイ」の創刊やウェストコーストブームなど海外の情報が加速度的に増えていったころで、海外に追いつけ追い越せの勢いがあった時代だ。いまやJ-POPはむしろカタカナ、英語が当たり前で、日本語表記のアーティストや曲がむしろ珍しいくらいだ。あのころは海外の情報に敏感だったし、流行を追っかけるのが本当に楽しかった。いまここに収められた曲を聴いていると、どの曲も作家と歌手自身の確信と自信に満ちている。単に過去を懐かしむだけではなく、低迷する昨今の日本、これらの曲から何か展望が見えてくるのではないだろうか?