このアルバムを初めて聴いたときの印象は...ショックでした、かなり。 言葉にしようと思っても、なんて書けばいいのか...正直、浮かばない。 どの曲も絶品だけれど、個人的には【song never sung】が一番すきです。 SYUJI INABAプロデュースで、またアルバムを作ってほしいなぁ..。 稀有な歌声はどこまでも透明で、苦しくなるほど正直です。
特筆すべきは、やはりラストを締めくくる<初秋>に尽きるだろう。
この曲での表現は、浜田省吾というアーティストの視点が
その全ての作品群のなかに於いても、これ以上ないほどに研ぎ澄まされた、
結晶ともいうべき表現をしているのだ。
どこかの紛争地。
戦火に巻き込まれた愛する女性を抱き締めて泣き崩れる男の姿を、
主人公がブラウン管越しに目にしたところから物語は始まる。
そのTVニュースを眺めながら、彼は人を愛するということが、
その喜びの裏に、その大きさと同じだけの"失う痛み"を隠し持つのだ、ということをリアルに感じてしまうのだ。
そして主人公は大切な誰かに対して、
だからこそ『僕の名を呼ぶ声も、僕の手に触れるぬくもりも儚くて愛おしい』と強く感じるに至る。
あなたに問う。愛する人を"死"がいつか必ず奪ってゆくという現実、それを意識したことはあるだろうか?
いつの間にか流れてゆく日常のなかで、
あなたの妻が、夫が、恋人が、なんとなく永遠にいるような気がしているのではないだろうか?
だとしたならば、ほんの一瞬でいい、この歌を聴いて考えてみて欲しい。
曲の内容自体はフィクションだが、この曲には浜田省吾という生身の一人の男が出した偽らざる答えがある。
単なる「愛」という言葉を越えて「死と生」にまで昇華させたそのメッセージは、
すでにラブソングというには大きく深すぎるかもしれない。まさに究極のラブソングという名にふさわしい。
確かに、決して、ヒットチャートを賑わすような、気軽に聴けるアルバムではない。
でも、自分を投げ出しても惜しくないほどの『大切な誰か』がいる人には是非とも聴いて欲しい一枚だ。
「1999 BLACK LIST」と対を成す形で、魔歴元年(1999年)7月に発布されたのが本作「1999 BLOOD LIST 元祖極悪集大成盤」だ。聖飢魔IIは、ソニーより地球デビューを果たしたが、後期はレコード会社をBMGに移籍した為、聖飢魔IIのオール・タイムの楽曲群の権利は二つのレコード会社に分かれており、ベスト盤を出すには当然ながら権利の問題が絡んで来る。そこでBMGより「本家」、ソニーより「元祖」と2作のベスト盤が出される事となった。「本家」収録の過去の楽曲を再録したのは、権利の問題をクリアする為という理由も含まれている。
本作は聖飢魔IIの歴史の中でも、音楽性を拡散させ色々なジャンル、様々な曲調を取り入れていた中期の時代を中心に収録されているので、「本家」集大成盤より楽曲がヴァラエティに富んでいる。音源は基本的にソニーが所有している音源がそのまま使用されているが、曲前にナレーションが付け加えられている曲が数曲あるのと、「WINNER!」「BAD AGAIN〜美しき反逆〜」は、ヴォーカル・パートが録り直された。小教典のみの発布だった「世界一のくちづけを」「正義のために」(これは、シングルとはヴァージョン違い)も、アルバム形態に初収録。「BATTLER」のみ完全新録音だ。
本作発布後、2枚の極悪集大成盤を引っ提げ全国の主要都市を廻るミサ・ツアーが行われ、東京や大阪は追加公演も設定される程の盛況に。土砂降りの雨ので中行われた日比谷野外音楽堂でのミサは、今となっては伝説。またこのツアーは、聖飢魔IIの楽曲の質の高さを際立たせる為、「WINNER!」「EL.DORADO」「STAINLESS NIGHT」といった曲をあえてセットに取り入れず、他の楽曲を中心にメニューが構成されていた。秋に発布される新曲として「REVOLUTION HAS COME」「FROM HERE TO ETERNITY」を演奏した事も特筆で、99年後半の活動に期待を抱かせる充実した内容であった。
世界一辛いとされる「サドンデス(ノーマルバージョン)」は「単に辛いだけと言う」評価がありましたので私はこちらを使っています。
アフターデスの方はガーリック等が入っているので色々と料理に使い勝手が良いです。
勿論激辛なので最初は一滴(ドロッとしてるので一ポタリ)から試してみましょう^^
ちなみに、中身はドロドロしているのでPizzaなど激辛タバスコ代わりとして使う場合は
香辛料の瓶などに1〜2滴入れ、少量のサラダ油などで薄める事で
パッパッパーと降れるのでお試しを。
また、注意書きにもあったと思いますが、これを触った手で
目を拭く(触る)のは危険です。
熱い調理物に入れるだけでも目がショボショボします。
このシリーズは好んで買っているのですが、本書が一番自分には「ストライク」だったです。
山手線のどの駅で降りても、良いお店に巡り合えるし
(ツマラナイ店で飲むくらいだったら早く帰って家で晩酌します)、
駅から店まで汗だくになって歩いていく必要がない!
東京のいいとこ取りの企画ですね。
表紙が「酔香」なのも素晴らしいです。
あそこのアテはどれもおいしいです。
特に個人的には、下町のヘン(?)な飲み物についてのコラムなんかが秀逸で、
ボール(焼酎ハイボール)からホイス、バイス、宇ち多゛のあの宝焼酎割ってるウメシロップとか、
金魚ハイまで載ってたのに笑いました。
千駄木「兆冶」の味噌サワーとかヨーグルラッテサワーとか
「あのキワモノ」サワーの名店(褒め言葉)が紹介されていたのには驚いた。
隅々まで楽しめました。
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