第1期OP「最強○×計画」に続きMOSAIC.WAVによるTVAすもももももも第2期OPで、メジャー第3弾となるシングルです。
今回も前回と同様、和テイストに仕上がっています。純日本的な夫に寄り添う妻という姿と、アニメ本編を思わせる戦いや強さが詩によりうまく表現されています。音楽も柏森さんらしいもので、一部に前期OPのメロディを使用するなどこだわりを感じさせます。
c/wはアキハバラという街の魅力を「不思議の国のアリス」の世界に例え歌ったもの。
テーマパークのパレードのような明るく楽しげな音楽に乗せられ、良くも悪くも他の街では考えられない秋葉原の不思議で魅力的な面を歌い上げられています。秋葉原によく行くという方なら、その詩の意味もより理解できると思います。
どちらもMOSAIC.WAVらしい深い意味のある詩と弾けた音楽が光る曲で個人的にはおすすめです。
しかし、今回は乙女の純情を歌い上げたすっきりとした曲のため、「最強○×計画」のようなインパクトを求めるのであれば、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
具体的な発言は避けたつもりですがどうしても内容に触れるところがあるので、ネタバレ注意です。 イラストは時々崩れるけど色彩と表情が最高なので90点、声は演技が上手いので100点、インターフェースは綺麗、シナリオは60点です。意外とコメディ部分も楽しかったです。
初めに言いたいのはお兄ちゃん最強です!!ということです。お兄ちゃん属性なんてなかったし全くノーチェックだったのに中盤の芹君との会話で見せた、とある一瞬の表情変化が気になり攻略しました。優しくて包容力もあって・・さわやかに押しも強いところが魅力的でした。こんなさわやかに(強引だけど)納得できなくもない理由を出してデートに誘われたらデートしちゃいますね。悪です。さわやかに見えて主人公の退路を断って自分の要求を通しているところが素敵でした。最初から主人公が好きで好きでたまらないのに表面上はさわやかなのが最高に萌えです。ある意味(別の部分ではふっとんでいますが)鋼の理性です。禁断ルートの表情変化にはどきどきです。時々お兄ちゃんの仮面を破って出てくる本心の演技も上手くて、声優さんも最高でした。豹変もいいけど、ちょっとしたことで見せる嬉しそうなお兄ちゃんの演技も最高だったと思います。切ない表情も良かったです。あと、葵君がからんだときのお兄ちゃんグッドです。 ”全体的な”シナリオだけに期待していた私は、プレーしていくうちにキャラのギャップ萌えや会話と連動した細かい表情変化に声優さんの演技といったものに惹かれ、はまりました。初めは攻略したいキャラもなくただの興味で購入したソフトだったので、デートの相手も日替わりで気ままにプレーしたところ、初回は眼鏡さんのバッドでした。が、その後は兄の禁断、純愛を両方見てしまったからか、どのルートでも兄萌えになりました。
他のキャラのルートも一通りプレイしましたが、心のままにプレーして純愛ノーマルばかり。特に萌えることなく、翻弄される主人公を見守る、といった感じでした。自分だったら押しのけていたなぁとか「嫌だな」と思うシーンも多かったです。でも好きなキャラができたら多分面白いと思います。キャラ造形自体はいいと思います。一部のシナリオで損していると思います。共通ルートや他人のルートでの方が魅力的な人が何人かいます。
最後に気になったところですが、序盤のデートが始るまでが”設定のため”とはいえ酷かったのが残念でした。端的に言えば、主人公の行動が少し短絡的なのとお金と権力を盾にした閉塞感があるのと攻略対象の(お兄ちゃんを除く)キャラが一気に「嫌な人達」に見えかねないのが難点でした。最も黒幕を匂わせる場面もあり先が気になる感じで、そこでゲーム放棄とはまではいきませんでした。いっそさらに”真の”黒幕を出しそれを序盤少し匂わせ、倶楽部の人間も実は気付いている気付いていないとに関わらず誘導された結果という感じにすれば、倶楽部の人間への嫌悪感もなくなり良かったのではないかなと思います。序盤のブタ、馬鹿連呼ではドMではないのでイラっとして、どうしようかと思いましたが、その後はどうにかプレーできました。あとは主人公がルートによってはお馬鹿な上にストーカー行為をしちゃう感じなのでそこは微妙でした。伏線回収がダメなのでどうせなら序盤の伏線回収と脇キャラ寄りで、全体のノーマルエンドも欲しかったとも思います。またデートの回想シーンが欲しかったです!それとブラックアウト回想でも毎回スティックを弄らなければならないのが面倒です。 あとは、兄ラブな私には純愛ルートが両方とも悲しかったです。純愛というより拒絶です。
ファンディスクが出るといいなと思います。他人の前ではいいお兄ちゃんで、その実、内面は・・なエピソードがもっと見たいです。付き合う(?)前と付き合ってからの話両方もっと見たいです。人目を気にするシーンは兄妹だと周りが知っていてこそなので日本に限られますが、最後は海外にでも行って幸せになって欲しいです。気付いたら「侘助レビュー」みたいなことになっていますが、それだけ自分には印象的なキャラでした。
吉永はあいかわらず素晴らしい。松田、緒形もしっかり仕事をこなしている。監督も一流。オールスターキャスト。
しかし、世界に通用するかというといかがなものか?フィクションの部分(与謝野晶子と有島武郎に恋愛関係はおそらくないはず)が少し浮いていてような気がする。
まして、大正時代文化背景の予備知識がないとなにがなんだかわからないのでは?
さすが山藍先生!しっとりとした時代物の情緒。濃厚エロス(乳首と尿道責めが読みたい方は要チェックでしょう)。残酷で哀れだけれど可笑しみもある若旦那の落語みたいなオチ。名乗り合わずとも通じ合う親子にグッときて、しみじみとしてしまいました。 いろんな要素が詰まった佳作だと思うんですが…主要人物の「王麻呂」と書いて「きみまろ」様、アイテムは扇子…萌えられませんでした。すごい不発感。 なかなか美味しい脇役の侘助さんの過去やこれからの展開の方が気になります。是非続きを!
ボーカロイドもここまで来たか、と凄いと思う。 しかし、和楽の演奏といい、絶妙なコブシといい、日本人なら皆、鳥肌が立つのでは。
いやホント、鳥肌が立ちました。
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