アニメ「うたわれるもの」の二番煎じ感はかなり感じる作品です。特にキャラクターの立ち位置が。
しかし!普通もしくは駄作といった印象は無いです。王道ファンタジーな世界観、キャラ設定(女剣士、賢者等)に目新しさは感じませんがその分「ストーリー構成と作画」を高いレベルで魅せてくれます!
徐々に増えていく仲間(女性率高し)と明らかになっていく過去と真実など先の気になる展開を全26話で破綻無く描いています。それと一見、主人公の周りを萌えキャラが固めてるのでハーレム型萌えアニメかと思いますが本作では恋愛&お色気描写は非常に控えめ。どちらかと言うと戦場で生まれる仲間同士の信頼と友情を心地良く描いてる感じ。またキャラの多いアニメ作品は殆どの場合ストーリー破綻が目立つけど本作は全然問題無し!作画も全編を通して綺麗で安定してますし、戦闘シーンは良く動く!TVアニメ作品の作画としてはトップクラスのクオリティー!OPも映像と歌でしっかり盛り上げてくれる!
原作は知りませんが、単純にアニメ作品として良作の部類に入ると思います。アニオタとしては好感を持たずにはいられ無い!そんな丁寧さがこの作品にはあります。
にしても本作の評判はあまり聞かない気がする。個人的に理由を考えてみましたが原因は第1、2話にあるかと。物語導入部なので長回しセリフシーンによる説明が多く、アクション少なめ。作品としての引きが無さ過ぎ!恐らくTV放送時はこの辺りで多くのファンを失った可能性あり。自分も第1話を観た時は若干、凡作の匂いを感じました。その一点のみ損してるかも。
刑事の室田日出夫と対峙する列車のシーン。
長回しのアップのシーンで優作はまったくまばたきをしていません。
まるで爬虫類の目のように。これから捕獲する獲物を睨むように。
皆さんご存知のようにこの人は今で言うところの「目力」の力量が凄い人で、
このシーンでは完全に狂った目をしています。
フリーキーなジャズのBGMと相まって、このシーンは作品の背景を知る重要な場面になっています。
こんな演技(本人としては地なのかも)ができる俳優は、今は殆どいないでしょう。
日本の俳優は、善玉で多少売れっ子になると次はニヒルな役や悪役をやりたがる傾向がありますが、
この作品のリメイクは誰がやっても到底松田優作の狂気にはせまれない。
それほどまでに、観ていて寒気がするほどの怪演です。
若き日の鹿賀丈史のチンピラぶりも中々大したものです。
容赦なく次々に発砲、射殺していく銀行襲撃のシーンは、演技とわかっていてもビビるほどの迫力。
バイオレンスの巨匠、村川透監督作品の中でも間違いなく傑作の1本でしょう。
また、余談ですが、現在は芸能界を完全引退している小林麻美を、
映像で観ることができる数少ない作品でもあります。綺麗な人でした。
最初に聞いた時は、なんじゃこりゃ、全然つまらん(ミニドラマ含めて)と思ったのですが、何気に何回か聞いているうちに、じわじわと効いてきましたよ。聞けば聞くほど味が出ます。
歌詞のセリフ一つ一つが面白い。圭一、悟史らしさが随所にでており、原作プレイ者は思わず笑ってしまうこと請け合い。特にミニドラマでの圭一の口先魔術は健在です。対抗できる悟史が何気にすごい。ややふざけすぎかなと思う反面、原作の苦難の道のりを越えてきたあとは、楽な物語で「ひぐらし」を楽しむのでいいではないでしょうか。それらしても「ひぐらし」の声優陣はすごいです。キャラに見事にマッチしており、いい感じでイメージが膨らんでいます。「ひぐらし」原作ファンにもお勧めの一枚ですよ。
松田優作がスターから役者への変わり行く作品だ。「ブラックレイン」が好きだとおっしゃる方も多いが、原作を大きく変更し、松田優作が松田優作を捨てたいと言う程こだわった、私に取って最も好きな作品です。この後、鈴木清順や吉田喜重等の個性的な作品に出演しながら紆余曲折し、「ブラックレイン」が最後の作品となったのは大変淋しい。今松田優作が生きていたら、何をしているのだろうか? 画質についてだが、こちらは余り良くない。
私はイベント不参加で、皆さまのブログレポなどを見て購入を決めた者です。
内容自体はとてもよかったです。
本編の他に特典映像として前夜祭の模様も収録されており、声優さんと舞台俳優さんのゲーム対戦も面白くて好きでした。
しかし、本祭りの編集が雑というかあまり綺麗に編集出来ていないというか・・・
トークコーナーなどが昼の部やってから夜の部、また別のトークも昼の部→夜の部とコーナーごとに昼夜セットで収録されており、そこは昼の部一通りやってから夜の部一通り見たかった気もしました。
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