今年の夏に公開される映画、90年代初頭から90年代後半までブームになったブリットポップのドキュメンタリー映画のサントラです。曲は当時人気だったバンドの代表曲がおさめられています。今でも人気があるバンドばかりですので、当時のイギリス音楽シーンを知りたい人のおすすめです。特におすすめは、エンブレイスのオール・ユー・グッド・グッド・ピープルです。あまり日本では知られていませんが、隠れた名曲です。そのスケールのでかさはオアシスを彷彿とさせます。 しかし、リヴフォーエヴァーといいながら、オアシスのそれが入っていないのは、残念です。 また、日本仕様に選曲し直したヴァージョンもあるので、そちらもおすすめです。
2011年は東日本大震災があった事を外しても、日本文化に貢献した偉大な人が亡くなった凶年として記録に残るだろう。 「コント55号」の坂上二郎氏、ブルース&ロックの原田芳雄氏・柳ジョージ氏、そしてこのジョー山中氏もそうだった。
1946年、横浜生まれ。 7人兄弟で一人だけ肌の色が違ったそうだ。(朝日新聞「追憶」記事より) 海に囲まれて国境線を意識しない国民性のせいか、バブル時代になっても「日本は単一民族国家だ」と無神経なことを言う奴が操ってきた国だけに、肌の色だけで散々な苦労をして来た事は想像に難くない。 それでも、持ち前の明るさがあったからこそ多くの人が慕っていた。 「公式メモリアル・ベスト」を謳っているだけに、ご家族によるその選曲は見事である。 日本よりもカナダ・アメリカでブレイクしたフラワー・トラヴェリン・バンドの「SATORI Part II」「HOUSE OF RISING SUN(“朝日のあたる家”という邦題が有名)」、大ヒットした映画「人間の証明」のテーマ(大野雄二氏編曲のオリジナル・バージョン)、映画『戦国自衛隊』主題歌「ララバイ・オブ・ユー」('96年の30th version)、アニメ映画『あしたのジョー2』の主題歌「青春の終章」、'80年代から始まった"REGGAE VIBRATION"シリーズなど、ジョー氏の輝かしいキャリアの断片が収められている。 しかし自分にとっていちばん嬉しいのは、世界に向かって長年英語で歌ってきた彼がおそらく初めて日本語のアルバムを意識したと思われる'81年の『魂』(残念ながら未CD化)から、松田優作に提供した「戦い続ける男達の詩」が収められている事だ。 ここにはクレジットされていないが編曲が深町純氏であり、パワフルなピアノも聴かせてくれている。 中途半端な終わり方は「Life goes on(人生は続いてゆく)」の思いがあって、あえてそうしたと思われる。
選曲は5つ星の満点だけど、ひとつだけ不満がある。 ジョー山中氏のご長男・山中ひかり氏のコメントと内田裕也氏の弔辞が収録されているが、各曲の歌詞カードがないのだ。 江戸屋レコードに問い合わせたらやはりそういう構成との事だ。
風通しのよいすっきりとしたメロディーが実に心地よい。ダンサブルな要素も巧みに取り込んでおり曲づくりがうまいのに感心。すがすがしい気分になれたり、メランコリーな気分になれたり。すごいバンドです。 10点中8点
アロボのソリューションは種類が多いのでどれにしようか迷いましたが、レモングラスの香りは心身ともにリフレッシュ&リラックスできます。ペットを飼っていますが、お部屋の消臭効果もバッチリです。
I Can ReadシリーズのLevel 2
語数 1,722 YL 1.4
Arnold Lobelが作り出すしっかり者のFrogと、ちょっとおっちょこ
ちょいでも憎めないToadのシリーズの一冊です。日本では『ふたり
はいつも』の邦題で翻訳も出版されています。
それぞれの季節を舞台にした、"Down the Hill", "The Corner",
"Ice Cream", "The Surprise", "Christmas Eve"の5つのお話が収
められています。
冬の寒い雪の日に雪山をそりで2人で駆け下りる話、春がもうすぐ
と聞いて春を探しにいく話、夏の暑い日に2人分のアイスを買って
届けようとした話、秋の日に落ち葉を掃いてあげようと、お互いの
家の落ち葉を集めてあげた話、2人でクリスマスを過ごす予定だった
のに、なかなか現れない友達を探した話が収録されています。
なお、挿絵も含まれた大きなフォントの英語で書かれていて、それ
ぞれ11〜14ページの分量です。
いずれの話も、温かくほっこりした気持ちにさせてくれるオチがあり、
児童書らしい児童書です。FrogとToadのバランスで引き立つお話を、
Arnold Lobel自らが書いた挿絵も楽しみながら読んでみて下さい。
内容、英文ともにお薦めの一冊です。
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