19年前の作品ながら、何度見ても夏っていいよなーと感じさせられる作品の一つ。バブリィな時代背景とキャストの若さに時代を感じさせられる。
アイドル・女優時代の中山美穂さんには興味がありませんでしたが、LEEでの連載は惹かれる部分があって毎号楽しみにしています。
文章力、という点では表現が拙かったり、文法的に間違ってるのでは?という部分も正直あるのですが、てらったところがなく強く引き込まれて何度も読まずにはいられないエッセイです。
ご主人の辻仁成さんは手を加えられてない(見せて直してもらったが、訂正だらけだになって戻ってきたので、結局自分の言葉のままにしたとインタビューに載っていました)点が、よけいに魅力的な文章になっている所以かと。
辻さんの文章(作品)はてらってるところが多くて好きではないのですが、
そういう意味では正反対のタイプのご夫婦なのかもしれませんね。
文章には、その人の人柄が表れるものなのだな、と優しい気持ちになれるエッセイです。
パリでの子育てを中心とした生活が語られていますが、美穂さんがとてもまじめで努力家、子供に対して真摯で優しいまなざしをそそいでいることが分かります。
日本でトップ女優だった人が、そんな風に考えるのかと驚きもしました。
それは、この本を発行されるにあたって加えられた生い立ちの部分の記述で納得できる部分がありました。
優しさに満ちた文章で、心が温まります。
読んですぐ何かに役立つものではないけれど、ずっと心に残るような気がします。
しいて言うなら、本のサイズがもう少し大きく、カラー中心で写真集のような雰囲気であったらもっと読みやすいのに...と思いました。
いま、中山美穂の「サヨナライツカ」が上映されているけど、その前にぜひ観て欲しい作品です。 「サヨナライツカ」の大人の女性もいいけど、初々しい渡辺博子・藤井樹役の中山美穂は何度観ても心が洗われるように思います。 何度観ても飽きないし、観るたびに、泣き所が変わるのがとっても不思議。 岩井俊二監督なので、単なるアイドル映画とは一味も二味も違う作品。岩井俊二作品の中でも異彩をはなっています。
フランスの普通(〜上質)の食生活が、描かれているので、
あこがれのパリ生活を疑似体験できます。
しばらく逃避を楽しみました。
一生涯かけての一途な思いが素晴らしく思います。小説ではわからなかった情景が映画では見事に伝わってきます。中山美穂がピッタリとはまり役です。西嶋と中山の老後のメイクには少々無理がありましたが・・・。何度も見返したくなる作品でした。
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