シミュレーション要素でプレイヤーが期待するのは,自分の好きなように育成することによってゲーム展開を変えたり,好きなキャラを攻略するためだと思われるが,このゲームではメインシナリオ進行のフラグを満たすためということが目的であり,その結果シミュレーションパートは単なるルーティンワークになってしまう。 さらに悪いことに,シナリオ中心のゲームであるのにシミュレーションパートがシナリオ進行中に挿入されることで,シナリオに対するプレイヤーの集中を阻害している。また,サブイベント(というか小ネタ)も挿入されるため,またこれもメインシナリオの流れを止めてしまう。 シミュレーション要素やサブイベントを入れるにしても,もっと導入方法を工夫してほしかった。 そして肝心のメインシナリオだが,序盤・中盤あたりまではそれなりにキャッチィな展開で期待させてくれるのだが,進行していっても世界の広がりが足りないし,終盤のシナリオの厚みが明らかに不足。 エンディングは,核心的な謎は明かされるも全体的に説明が足りない。 せっかくの魔法のある世界設定なのに,プレイヤーが主体的にそれを活用する場面が足りず,消化不良なまま終わってしまう。エンディング場面でも魔法はナシ。 アニメーション作品を各話見ていくのに似ている感覚なのだが,ゲームシステムとしてのせいで無駄に冗長でテンポが悪い。なんだか,「やらされる」感のあるゲーム。 面白くないわけでもないと思うが,同じ値段でももっとお買い得感のあるゲームがあるし…
「秋やすみ」をファーストアルバムとした実質二番目のオリジナルアルバムです。
昨年に「木漏れ日カレンダー」が発売されましたが、このアルバムは主にrinoで作詞・作曲したものをカバーして歌ったもののアルバムでしたので、今回のセカンドアルバム発売決定は大変うれしいです。
アルバムの内容としては、「秋やすみ」のものと同様にシングルの楽曲が八割、新曲が二割ぐらいだと思います。(あくまで個人の予想です)
明るい感じの曲や、優しい感じの曲などどれも大好きなので、発売が待ち遠しいです。
ここ最近の恋愛シュミレーションは、サウンドノベル形式のものが主流であるが、このマビノ×スタイルは、サウンドノベルでは、あるものの、絵の動きを大事にしていて、アニメーションが他の恋愛シュミレーションに比べ多く、プレイヤーが見ていてあきさせない。 また一人、一人個別のシナリオとなってはいるが、一人が終わると引き続き次の人、とだんだんクリアしていくのにつれて世界観がわかって、また次、また次、とやりこみたくなる。 ストーリーとしては、主人公が、実験の失敗から、魔法使いの育成学校、マビキノ学園に来てしまう所から始まる。その後、主人公は魔法を覚え、皆と打ち解けていくなかで、なぜ自分はこの場所に来てしまったかを知ることとなる。 シナリオはさすが、KIDが参入しているだけあって、おもしろく、そして深い内容となっている。 最近グラフィックばかり良くて、シナリオがあんまりな、恋愛シュミレーションが出回っているなかでひさびさにヒットだと思う。
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