親しくなりながらも、もう一歩が踏み込めない大野さんの心情、踏み込ませない田中の心情が中心の第4話。おたく限らず大野さんや田中の心情に共感する人も多いのでは。自分は大野さんに激しく共感しました。今回のシリーズ、或る程度大人でないと辛いのかもしれません。特に次の回の第6話はまた違った意味で大人だと爆笑物です。
最終回を見ての感想、やはり中途半端になってしまった…無理にシリアスぽくしたりアダルト描写を入れたため、原作の良さが消され妙な雰囲気になった。楽しければ良いと言う人もいるが私はどうしてもそう思えない、どんな物でもルールやモラルは必要で少しハメを外すならともかくやりすぎれば、作品自体の価値が良さが失われるからである。H=大人と言うのは違うと思うし、私もアダルト物視ますが(凌辱、複数、ロリとか好きですが)それはそういうジャンルだから好きなわけで、どんな物でも思い入れが無いと好きになれないしそういう意味での作品に対する、誠意は絶対無きゃダメです…好きだった作品だけに残念でした。
初めは単なるオタク漫画だと思っていましたが、いい意味でそれを裏切ってくれた作品です。
ギャグあり、恋愛ありと毎回話がとても面白いです。
画もデフォルメになったりとパターン豊富で楽しめます。
またキャラの設定がみんな独特の魅力を持っていてよかった。
個人的にお気に入りは斑目でした。
こいつは・・・もう、いい奴だなぁ。
オタクなのに本当は凄く仲間思いで不器用で・・・最高です斑目。
斑目にはやっぱり春日部さんとくっついて欲しかった・・・
こんな大学生活が送りたい・・・と猛烈に思わされました。
文句なしの星5です。木尾先生本当にお疲れ様でした!!
木尾士目原作/講談社月刊アフタヌーン連載
「げんしけん」TVアニメ第2期『げんしけん2』第1,2話を収録したDVD1巻です
オタクを写実的にきめ細かく捉えたテイストは健在で、変に誤魔化さず
趣味に打ち込む実直さとそれゆえの劣等感に葛藤する描写が秀抜です。
第1話「新会長のココロザシ」★★★★★
2期初っ端から同人活動を自慰行為として嘲笑する人間を盛り込み、
創作意欲と商業活動(儲け)を天秤に掛ける作風に正直びっくり。
自虐的ながらも我慢し冷静な対応をする笹原の器の大きさを窺い知る1本です。
荻上の不機嫌さ、歯に衣着せぬ言動をcv.水橋かおりが見事に演じているのが好印象でした。
また、完全に1期とOVA3話分を継承した続編になっているため要注意。(詳細解説無し)
第2話「会議はモメル」★★★☆☆
締め切り間際、同人漫画作成は座礁気味。いやいや出航の予定すら未定。
何かにつけて見苦しい言い訳を繰り返す作画担当・久我山と編集・笹原のいがみ合いが
創作におけるやる気と責任感の浮き沈みを捉えています。8/15のコミフェス3日目までを
日付ごとに場面を切り替え辿っていく構成が巧みで、段々切迫していく事態を
入念に描いています。勇気を出した荻上と、うだつの上がらぬ事態を一刀両断で
助力、解決する春日部姉さんのリーダーシップが秀でていたのが爽快でした。
表紙の絵柄と『サークル部室から広がる楽しい大学生活を等身大で描く,アキバ系青春物語』という帯のコピーに心惹かれて買ってみたのですが,いや~,これ面白いっす。 天然系美少年オタクの高坂君,その彼に惚れてしまったアンチ・オタクにして今時の女の子である春日部咲,そして「げんしけん」こと『現代視覚文化研究会』の面々といったキャラが実に濃くて良いんですよ。 もっとも,その分主人公であると思われる笹原完士君のキャラが薄くなっているような気もしますが....(^^;)。 しかし一般誌でここまで濃いオタク群像マンガというのも珍しいですよね.... ところで,ネットで検索かけたら,「げんしけん」というのは実在してるんです。もっとも,こっちの「げんしけん」は『現代司法研究会』の略なんですけれどね(^^;)。
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