最近は原語版に飽きて、テレビ放映をBlue-rayに録画した日本語吹き替え版でばかり観ています。 画面がビスタ・サイズなのが難点ですが、個人的には台詞も歌も劇団四季版のほうが好みですね。 元来、フランスやドイツでは吹き替え版で劇場公開されたそうですから、原語版に固執する必要は無いと思います。 折角だから値段が高くなっても英仏独日語版収録する位の贅沢が欲しかったです。 特典ディスクで、少しですが2004年9月収録の舞台映像が見られます。 25周年記念公演で怪人役を演じたラミン・カリムーがここではラウルを演じています。 カメラ・ワークもカット割りも本格的なので、全編収録して一部だけDVD特典に使用し、全部の費用を映画版DVD制作の経費で落とし、あとは非公開で保持しているのでは、と疑っています。 どっちみち舞台上演版の全編公開は当分無理とは思いますが、今回のBlue-ray化でDVD版より画質が向上しているかが唯一の見どころです。
話のはじめのほうは、 なんとなく、状況設定の説明っぽさに、 少々うんざりもしたが、 キャラクターが確定してからは、 どんどん面白くなって、 最後にはすっかりはまりこんでしまった。
ちょっと大人のラブストーリーだが、 特典映像にある、本来の結末と、 公開された結末が全く違うのが、 とても面白い。
当初の結末に、 おおいなる不満をいただいた監督が、 脚本をすっかり変更して書き直したのだ。 当初版をみながら、キャストとともに、 それをあげつらうこの特典映像は、 ほかの作品ではなかなか見られないものだ。
個人的には、 エミー・ロッサムの歌も聴きたかった。
初めてこのミュージカルを見た時の衝撃と感動、今でも忘れません。それから何度舞台を観に行ったことでしょう。それだけに映画化されると聞いたときは嬉しい半面不安もたくさんありました。あの世界が本当に映画で表現できるのかと・・・。 でも観て安心しました。舞台と同じでありながらちゃんと映画としても完成されていたから。 孤児となったクリスティーヌを決して表には出ず深く静かに愛してきた怪人。しかしラウルという、怪人とは全く正反対の存在の青年の登場によって怪人の心は動きます。 どんなに束縛しても無駄なことだと分かっているのに、あんな風にしか愛を表現できない怪人が最後の最後に彼女に言う心からの「愛している」の台詞。 そして、あの日、もう二度と人前には現れないと仮面を置いて立ち去った怪人が、墓石の花によって今も彼女を想っていると知る場面。 何度見ても泣けます。人を愛したことのある人ならば・・・
とても有名な戸田奈津子さん…私、がっかりです…。 ファンの人、ごめんなさい。 私が始めてオペラ座の怪人を見たのは飛行機の中で、その訳はとても良かったので、映画と同じかと思いきや!! 原作でもあれほど重要とされていた、ファントムとクリスティーヌがキスをする前の台詞、 「あなたはひとりじゃない」実際、英語でもそういわれているのに、なぜか私もあなたに惹かれていたことを…~などと変わっていて、あれだけはゆずれません!!原作を読めば分かることなのに、どうして?? 意訳しすぎですって。あの字幕は。 あの日本語訳が同じというのが、私には受け入れられません。 でも、英語の字幕で見るから良いけど。 それで、本当は☆5にしたいんですけど、このために星がひとつ減りました… でも!!主要三人のみならず、脇役たちも素晴らしい歌声で、セットも素晴らしく手が込んでいるし、この映画は絶対に外せないので、私は通常版を買います。
最近ドラゴンボールの映画化で話題の Emmy Rossum 自身プロデュースしたデビュー・意欲作。彼女の美しい歌声が楽しめます。
歌唱力を味わうには期待通りのアルバムですが、ミュージックの方向性としてはやや全体的にエッジやオリジナリティーが少ないためか話題性は今一つだったようです。2004年の映画版 Phantom of the Opera 主演後、あまたのクラシック・レーベルからの録音依頼を断った話は有名ですが、自身をlight voice soprano として評価し自分のやりたいことを先ずやってみた実験的な試みがあったのかもしれません。このままじゃ勿体無いですね。ボーカル・アーチストとして、クロスオーバーでDGGとかのプロダクションから挑戦するとか、今後に期待したいと思います。
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