「私のハートは…」はオムニバスのCDでも収録されているが、「永遠の朝」や「ブルーブルーアイランド」はCDを待っていました。音質は古い音源を復刻したCDにありがちな低音増強?も無いようで自然な感じです。ノーブルで清々しい声が楽しめます。
CMソング集ですから曲目・アーチストがばらばら…まあ当然といえば当然ですが、やはり好きなアーチストならもう少し聞き込みたいのが正直なところ。 でも「ケンとメリー」を歌っていたBAZZなどはアルバムが探してもないんですよね。消えていったグループの名曲を手に入れるには他に手段がないかも。
春です。桜が満開です。そこで春につきものの桜をテーマにした曲ばかりを17曲集めたとてもステキなコンピレーション・アルバムを見つけました。
選曲が泣かせます。キャンディーズ「春一番」、南沙織「春の予感」、矢野顕子「春咲小紅」 、EPO「う,ふ,ふ,ふ」、桑江知子「私のハートはストップモーション」、松田聖子「赤いスイートピー」、田山雅充「春うらら」、中島みゆき「春なのに」、よしだたくろう「春だったね」、井上陽水「東へ西へ」、ふきのとう「春雷」、村下孝蔵「初恋」、山口百恵「愛染橋」、岩崎宏美「春おぼろ」、太田裕美「たんぽぽ」、N.S.P.「八十八夜」、サーカス「夢で逢えたら」です。このラインナップは完璧ですね。1970年代のヒット曲の中から選んでおり、テーマにもピッタリの曲ばかりですから。
これらの歌を聴きながら青春を送った私にとって、それぞれの曲には懐かしくて大切にしている思い出が一杯詰まっており、走馬灯のように流れていく満開の桜のシチュエーションとこれらの曲がリンクするとそのまま過去へタイム・スリップしていきそうです。
どの曲にも共通しているのは、明確なメッセージを持った歌詞と印象に残るメロディとハーモニー、そして涙がでるようなステキなミュージャンによる歌唱。なんて幸せな時代に音楽を聞き続けてきたのか、と思いたくなるような曲ばかりです。
フォークもニューミュージックも歌謡曲もポップスにも入るような曲集ですが、春の桜を横軸にとり、1970年代を縦軸にとったマトリックスの企画の勝利だと言えるでしょう。
春は別れと出会いの季節です。限られた世代にしかこの良さは伝わらないかも知れませんが、世代を超えた感情を共有できる曲ばかりですので多くの人にお勧めします。
沖縄ソングのベストアルバム「美ら歌よ」シリーズから チョイスした最強のベストアルバム。 沖縄の超名曲をそれぞれ最高の演奏で、且つ最も適した唄い手が唄われています。沖縄の入門としては最適の一枚ではないでしょうか。 さらに「美ら歌よ」には収録されていなかったレアな曲もあって 「美ら歌よ」シリーズを持っている人でも十分楽しめるはずです。 なかなか素敵なアルバムだと思いますよ。
桑江知子さんといえば、はっきりいって、「私のハートはストップモーション」の1発屋という印象の人が多いのでしょう。私も、セールス的にはそうだと認めざるとえません。(苦笑) しかし、数年前から自らのルーツを求めて三線を習い始め、謙虚に琉球のイベントに参加している姿は非常に目を見張るものがあります。 かくいう私も古謝美佐子さんのコンサートのゲスト出演から気になって、今回のCDを買いました。ディアマンテスのカバー2(アルベルトと共演)、古謝美佐子のカバー12(こちらもご本人と共演)、そしてボサノヴァ風のセルフカバー4もいいですし、その他民謡のカバーも、民謡とポップスのいい塩梅で歌われています。なかでも、本人作詞・作曲の5はちょっとホロっと来るいい曲です。 また、声が衰えていないのに感心しました。ナツメロ歌手ではなく、息の長いアーティストとしてこれからも応援したいと思いました。
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