鉄コミュニケイション サウンド
押井守監督や中田秀夫監督の作品の音楽で知られる、日本を代表する映像音楽作家、川井憲次。 その天才ぶりは、いまや日本だけにとどまらず、フランス映画や、韓国映画の音楽をも手掛けるほど。
「鉄コミュニケイション オリジナルサウンドトラック」は、川井憲次独特の音楽世界を見事に創り上げた作品で、曲数も38曲と多数収録し、シリアスな楽曲からコミカルな楽曲まで、実に多彩な音楽世界が表現されている。
このサントラで注目すべき点といえば、彼の担当するサントラとしては珍しく、オープニングテーマ(主題歌)とエンディングテーマ(終わりに流れる歌)の作曲をしているのと、しかもその2曲はいつもなら川井さん自らアレンジをするところを、他の作曲家がおこなっているではないか!これは、川井ファンには是非聴いていただきたいところ。
歌詞カードには、楽曲本編使用一覧が、4ページをそのまんま使った大スクロール画面で掲載されており、どの曲が何話で使用されたかチェック出来る様になっている。
個人的にお薦めの楽曲は、11曲目に収録されている「出会い」と15曲目の「ひとりぼっちのハルカ」で、どちらも、言わずと知れたギタリスト川井憲次自らアコースティックギターをにぎり、華麗なメロディを歌わせている。また川井の代表作「機動警察パトレイバー」を彷彿とさせる、「エピローグ~時空を越えて」(36曲目に収録)も聴き逃せない。
屈指のメロディーメーカーといわれ、アニメサントラ界の王道を行く川井憲次の魅力の秘密を知ることの出来る作品といってもよいでしょう。
日本にいながら英語の達人になる方法
今まで、リスニングで苦しんでいましたが、この本によって救われました。リスニングのやり方が画期的で、まさに「目からうろこ」がおちました!!
また、読解や発音の仕方なども紹介されていて、便利です。
「TK法」「バンドル法」など著者独自の用語・学習法も満載で、おもしろいです。
コラムも多彩で、とくに「占星術と英語」のところは、ナルほど!でした。
いままで、リスニングで悩んでいた人は、ぜひ、ぜひ読んでみてください。
サクラ大戦3 巴里は燃えているか
パッケージにはかわいらしい女の子の絵があり、「なんだ、またこの手のゲームか」と一見思ってしまう。たしかに個々人によって好き嫌いがあるのは仕方ない。
だが、このゲームは総合作品としては非常にまとまった傑作なのである。
ゲームの詳細は他の人に譲るとして、とにかく賞賛してみたい。☆脚本がすばらしい。悪と戦う正義の話という根本から、恋愛、笑い、感動などの枝葉がバランスよく伸びてまとまっている。
☆音楽がすばらしい。情景音楽もテーマソングも、この曲がなければこの場面は成り立たないというベストマッチ。
☆ミニゲームがすばらしい。クリアした後も(5回クリアできるが)、ミニゲームそのほかで何度も遊べる。
GD-ROM三枚組みは伊達ではない。その容量をフル活用して消費者にできるだけ喜んでもらおうとする意図が強く伝わる。
サクラ大戦Vが発売されようとする今だからこそ、ぜひともプレーしてほしい作品である。クリア後は良質の映画を見たような感動を保証しよう。