ピグマリオリニューアル版の第一巻は、クルトの旅立ちから大亀ザクマとの戦い、そしてギルガドールとの戦いまでが収録されています。 小学生の頃、ピグマリオはホラーマンガのように泣きそうになりながら布団の中で読んでました。 当時は戦いばかりに気をとられていましたが、今読むとなんとすごいドラマにあふれているじゃないですか! まあ、第一部はまだ最初なので後半に比べるとまだまだ設定があいまいだったり強引だったりしますが、 でもザクマの最期なんかはやっぱりぼろぼろ泣けてしまいます。 三浦健太郎さんが「ピグマリオを読んでいた」と言っていました。 「ベルセルク」と並べて読むと、「使徒」「黒い血」「いましめのための大剣」など、 ベルセルクの原点と思われるものも見つかります。 こちらのファンにもおすすめです。
3つセットでの教材でしたが、どれも2〜3歳の子供の教材としてはやや敷居が高く、子供受けもしにくい気がします。
・普段から、こうした知育に子供が慣れている
・知育の導入に親が慣れている、知識がある
という方であれば別だと思いますが、自分の場合、これを子供に興味をもってやってもらうのはちょっと難しかったです。(うちの子はマグプレートのみ、少しやっていましたが、ほかはほとんど興味を持たせられませんでした)
値段もそこそこするので、3点セットよりも、まずは興味のありそうな教材を単体で買うほうが、よかったと思いました。
リニューアル版第二巻は、対サロメ篇から水晶の姫、そしてひとりぼっちのパルパオまで。 もう対サロメはのっけからエグイシーンの連発で、ほんとに怖いです。 サロメの策略がもう最悪。 後半に登場するネイアスとともに、 死体に入り込む系としてピグマリオ最恐の一人です。 今回改めて読み返しても、これはきびしい。 水晶の姫の敵ゲオルグも怖さ的にはかなりのもの。 でも、そんな怖い世界だからこそクルトの元気さがしみるのかも。 三人の醜いオババにキスをするシーンのためだけにでも、 読む価値ありでしょう。 あ、このシリーズは、カラーページがとってもキレイです。
ただジェウクさんがかっこいいだけ、といった感じです。
出演されている俳優さんたちは有名どころが多く、惹き付けられますけど。
『メリは外泊中』のメリアッパも出ています(笑)
ジェウクさんの流暢な日本語に癒されます。
A・ヘップバーンの『マイ・フェア・レディ』は、本作を、ほぼ忠実に再現してミュージカル化したものです。 原作はB・ショーの戯曲で、本作の脚色をB・ショー自身が担当。 監督の名前には主演のレスリー・ハワードが名を連ねており、スタッフとして、D・リーンがクレジットされています。 ヒロインのイライザ役は、デイムの称号を与えられた英の名女優・ウェンディ・ヒラー(『旅路』『わが命つきるとも』『オリエント急行殺人事件』)で、本作はW・ヒラーを一躍有名にした作品(クレジットではintroducing 扱い)。W・ヒラーは、舞台でもイライザ役を演じていたそうです。
『マイ・フェア・レディ』とあらすじの骨格は、ほぼ同じです。『マイ・フェア・レディ』と比較すると、本作は、ミュージカルではなく、モノクロで華やかさにかける部分はありますが、人間ドラマとして、すごく見ごたえがあると思いました。主演二人とイライザの父親役の名演を堪能。 特にヒギンズ教授役のレスリー・ハワード(『風と共に去りぬ』など)は、本作では、水を得た魚のようにイキイキと楽しそうに演じている所が見所かもしれません。 上流階級に属する学者・ヒギンズは、人の心がわからない唐変木で、本当は自分では何一つできない男性。一方、下層階級で全く教養がないイライザが、実は向上心がある努力家で、もともと知性と優しい心を持つ本物の淑女だという点が面白いのです。 二人の対照的な男女の心の機微と複雑な恋愛感情、英国の階級社会への風刺が描かれています。 テンポがよい台詞の応酬で、ほとんど無駄がない脚本のように感じられました。 教育して与えているつもりが実は・・・皮肉などんでん返しと、味わいのあるラストは、心の琴線に触れたところ。 原作は、ギリシャ神話の『ピグマリオン』を基に書かれたとのこと。 解釈は様々あると思いますが、男女の深層心理が興味深く、『教えたがり』で『女性を自分の好みの色に染めて育てたい』という多くの男性が持つ願望・深層心理にも注目した作品でした。 ★は4・5
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