各作品では現代にも伝わる秘宝や逸話を各作品毎に盛り込んでる点もシリーズの魅力の一つでした。
1作は「失われたアーク」がモーゼの十戒の書かれた石板を納められた「聖櫃」。
2作では「サンカラストーン」と言う神の石。
3作ではキリストの「聖杯」。
そして4作では「クリスタルスカル」と、1947年にニューメキシコ州ロズウェルで起きた事件。
ちなみに劇中で実験場から逃れた後のインディの英語セリフや日本語字幕では「ロズウェルでの事件」と直接の表現はされてませんが日本語セリフでは表現されていました。
その「ロズウェルでの事件」がアメリカではともかく、今の日本では理解しづらいのも第4作の評判も難しかった一つでは無いかと私は感じました。大雑把にですが「ロズウェル事件」は1947年にアメリカのニューメキシコ州ロズウェル付近で何らかの物体を回収された出来事で、その物体(アメリカ政府は極秘の気球と公式している)がUFOではなかったのか?といった内容。第4作の舞台は1957年で劇中の始めの方でインディが「10年前に調査に参加している」ともありました。
探検ラストは必然的に、ああいったイメージがジョージ・ルーカスの頭にはあり、またルーカスの作りたい方向性でもあった事がインタビュー映像からも観て分かりました。
あと、この作品に関わらず日本語訳の音声と字幕では内容が微妙に違うので作品の感じ方も多少、異なるのでは無いかと思います。(近年では劇場でも日本語吹き替えも公開されてますし)
例えば劇中冒頭の(ロシアの)スパルコの日本語訳では「予知」と表現されていて超能力的な力を持っている人物かが判断できるが日本語セリフでは表現されていない点など。
DVDでは、その点それぞれの違いも楽しめるので良いですね。
ルーカスは5作目の可能性も表明していますが願わくばハリソンが3作目のショーン・コネリーの様な役柄になる前までに多くの人が大作と思える作品をスピルパーグと共に完成させて欲しいですね…。
あくまでも個人的な私見だが、ボストンポップスオーケストラが すべての楽曲を演奏している「ベスト・オブ・ジョン・ウィリアムズ」と 比べてしまうと、レコーディングの質、演奏のタッチの違いが目立つ一枚。
同じ曲だが、やはり演奏者、録音環境でここまで違うか、、と少し残念に 思ってしまった一枚。 もちろん、普通に曲を楽しむ分には十分であり、 ボストンポップスが演奏している楽曲、 (とくにDisc 1の11曲 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 ~オートバイとオーケストラのスケルツォ )は圧巻。
ボストンポップスが演奏しているものは、低音のしまりもしっかりしており、 他のものは音がぼやけて聞こえてしまっている。実際の映画で収録されたものに 忠実なのかもしれないが、やはり「ベスト・オブ・ジョン・ウィリアムズ」の スーパーマンやET、JAWS等、聴き比べるとその違いがすぐ分かるほど。 ばしっと音が引き締まっており、演奏も気持ちいいほどである。
ただ、この一枚に関しては数あるジョンウィリアムスの楽曲の多くが収録 され、極端に音質にこだわる方でなければ十分満足できる。
ぜひ、「ベスト・オブ・ジョン・ウィリアムズ」も聴いて頂きたい。
娘とともに母子でインディの大ファンです!
この、最後の聖戦は、ショーン・コネリーことインディのパパが出てくること。この頃のショーン・コネリー、第二の円熟期、という感じでいろんな映画でいい味を出してるすごい役者さんですよね。こんなにいい感じの存在感を持つ脇役に、お年を召してなれる人は、限られているでしょう!
パパとインディの、結構今まで難ありだった親子関係も、うかがい知れて面白いです。インディが大人になってパパの偏屈ぶりまで理解して、はじめて親子の心が伝わりあう。
それから、冒頭インディの子供時代が出てきて、彼がどうして蛇が嫌いになったのか、ムチを武器として使うようになったか、帽子はいつから被るようになったか、そして、最後には、インディという名前の由来・・・いろいろインディの歴史がわかって、超楽しいです!よく考えられていますよねー、お話が。
少年時代を演じたリヴァー・フェリックスは、夭折してしまい見ていると心痛みます。ハリソン・フォードとの共演は、モスキート・コースト以来、3年ぶりの2回目だったんだ・・・
ナチス・ドイツが敵なので、ドイツ人の国民性がこの時代にはマイナスに突っ走ってしまったんだなー、と思いました・・・飛行船など、時代らしいものもいろいろ出てきて楽しめます。悪女も美女ですし。
永遠の命等物欲に駆られた人々と、麗しき妄想、という伝説のロマンを追いかけたインディのパパと、その対比がすばらしい!
本当に天才だなーと思うほど数々のウィットがちりばめられた、ノンストップ冒険物語です。
そして、ハリソン・フォードの困ったような顔が、たくさん見られる、キュートな映画ですね。
映画を観たときの感動がよみがえってきます。聴いているだけで胸が熱くなり、心がエネルギーで充たされます。映画を観る人々の感情を最大限まで高めてくれる最高の音楽。感動を再び味わいたい人におすすめです。
「最後の聖戦」のころは、ストーリーに無駄がなく、テンポがよかったです。 この作品の場合は、多くの場面が、既視感があって、正直少し退屈しました。 ハリソン・フォードは老いたわけですが、その老いた部分をよい方向に利用することができていない印象もあります。
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