まずは山崎直子さんの『なんとかなるさ』を読んでから
読むことをお勧めします。
同じ状況が夫婦でここまで違って描き出されるものかと
驚かされることでしょう。
夢の管制官の仕事が見えるところまで来ていた大地さんは、
能力があり過ぎるだけに
自分の能力が発揮できないこと、
妻がその能力を発揮してしまっていることに
焦りを感じてしまっていたことを感じます。
つい大地さんに肩入れしたくなりもしますが、
併せて読んで、一歩引いた感じで二人を見てみるのが
丁度いいように感じます。
ドラマを見たときはまだ二十歳でしたが、今は結婚して二児の父親になりました。妻が見たことないというので一緒に見ましたが、二十歳の頃に見たときとはまた違う印象を受けました。BUMPの曲が随所に流れますがそのどれもがドラマにマッチしていて、このドラマはBUMPの楽曲があってのものだと改めて感じます。よくあるタイアップとはまるで違っていてBUMPの楽曲に対する愛情がちゃんと伝わってきます。また今では実現が難しい豪華なキャスティングも魅力です。でも人気の若手を使ったという印象はなく、この役はこの人じゃなきゃダメだって感じさせるのがまた素晴らしい。仕事や進路に悩んている人たちにぜひ見てほしいです!
宇宙飛行士の話はそれはそれで非常に興味深いものですが、
家族がどのように宇宙飛行士と関わるかについては
あまり情報がない気がします。
なので、その家族の話は読んでいて非常に興味深く感じました。
前著『宇宙主夫日記 妻と娘と夢を追いかけて!』では
今後どうなっちゃうんだろうと心配したところもありましたが、
著者の不満の話は中盤に最低限あるだけで、
後半は全て直子さんのサポートとそれにまつわる家族の話ばかり。
安心して楽しめます。
本当のところは?と気にならなくもありませんが、
「楽しく前向きな話だけにする」という気合いも感じられ、
それはそれで良いように思いました。
|