11巻を読んだとき山岸涼子さんの「日出処の天子」の影がよぎりました。「日出処の天子」の厩戸王子は冷徹なマキャべリストとして、当時の現実では決して到達できない高度な政治的、宗教的理想を胸に、血みどろの政治的な闘争へとクールに介入していく神秘的な人物として描かれていました。しかし陰陽師の安倍晴明は政治的な側面は限りなく薄く、壮大な宗教的ヴィジョンを通して、平安の世に何か得たいのしれないシステムを打ちたてようともくろむ超政治的な人物として描かれています。岡野さんが深化させていった数秘論的世界観を軸に物語を展開していけば、諸星大二郎さんの「暗黒神話」、「孔子暗黒伝」のようなヴィジョンそのものを作品のモチーフにしてしまうまとめ方も考えられます。そのヴィジョンを物語といかに無理なく融和させるかが、最も難しい問題となっているはずです。 すでに晴明は自らを陰陽師ではなく「魔術師」と名のり、「時」をつなごうと画策します。数秘論的におおきな意味をもつギリシャ、そしてアレキサンドリア図書館!などが描写され、岡野さんがぎりぎりの賭けに出たな、という感じがして別の意味でも胸が高鳴ります。そして海からやってきた童満。その出現の仕方はボッティチェリの描くアフロディーテのようです。しかしはるかに暗く、怪しく、禍々しい妖気に満ちているアフロディーテ。絵の圧倒的な表現力においても、漫画史に残る最高到達点に存在しているこの作品のクオリティーをあらためて思い知らされる瞬間です。後は13巻において、岡野さんがもくろんだことの全てが明かされるのを待つのみです。期待しています。
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この巻は雨乞いの一冊です。なにやら不思議で、陰陽道とか修験道
とか、そういった話はあまり理解できませんでした。
それでも、若狭方面や奈良方面に行ってみたいという、行動意欲に
はなりました。
実は私は雅楽もEnoも20年来の大ファンなのです。ですから、このコラボレーションをおととい知ったときには(遅い^^;)衝動買いするのにそれだけで十分でした。陰陽師にも凝っているのです。 感想は・・素晴らしいartともいえるCDジャケット包装。私は「過剰包装」だと思ってしまいましたが。^^;普通で良いから安くして欲しかったかも。雅楽の方は、雷の音が入っている07.陵王乱序 [唐楽 舞楽] また、12.蘇合香 [唐楽 舞楽] ~青海波 [唐楽 舞楽]は、最初、子供の声?のようなものが聴こえてきたときは、( ̄◇ ̄;)ハッ!としました。「何?もしかして霊?!」と。(笑)しかしそれが、雅楽に詠が朗唱されたものがかぶされている他の新しい試みであると分りました。 これは大変に気に入りました。こういう試みをもっとこのアルバムではしてほしかったように感じます。普通の雅楽はいっぱいあるので。 もっと平安朝のイメージを膨らませて効果音などを入れるとか。 思い切った演出があったらもっと良かったと思います。 Enoは。。。アンビエントですね。今までと変わりません。同じです。 30分くらいですし。私は圧倒的に雅楽の方に軍配を上げますね。 私がEnoの大ファンであり、アンビエントのアルバムをすべて持っていることをここに書いておきますね。
岡野奈々さんのチャプターのために購入価値のあるDVDです。 ショートカットで色白でかわいいですが、言葉使いが丁寧です。口を用いたサービスだけです。
他のチャプターも一応みましたが、こういうコスプレはケバい女性などには全然似合わないですね。
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