「17歳のカルテ」を観る。ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーがいい仕事しています。ウィノナの皮膚の色からも病的な雰囲気そのままに、アンジェリーナのやさぐれ感が出ている目と唇、そして不自然な前髪が作品の真実さをあらわしている。いい女優さんたちです。この作品でハッピーにはなれないけど、考えさせられるものはあります。なんか心の重しのようなものを感じることができます。
精神の治療と精神の成長が一緒に進行していく。そして精神の成長が出来たときに、ウィノナは退院していくのです。
重い作品ですが、観る価値のある作品です。
映画をそのまま見ても、英検1級、TOIEC900点以上の私でも 半分くらいしか聞き取れませんでした。 聞き取れなかったところを何度も巻き戻して聞いても、俳優の発音などにより、なかなか全部聞き取れるようになりませんでしたが、 でも、このCDで、リスニングしてから、 映画を見ると、字幕なしで見れるようになります。 このシリーズで、リスニングを鍛えれば、殆どの映画が必ず字幕なしで映画が見れるようになりますよ。 日本人にはもってこいのシリーズです(^-^*)/
This novel has changed my perspective about madness. Well, in fact if one is totally perfect it's not the kind to be approved of.
The author reflects her ideas about madness in a direct way, and also precisely. Sadly, there are many who despise just because they are not normal people living upon public shared ideas. If you think you're crazy you are sure to be sane.
But these social livelihood often makes you worry about your true self. So people will lose confidence, meaning in life, be depressed always and then your brain will protect you from any stress by being mad, the state you have no control.
The author, who is the heroin of this novel struggle to be her own self and therefore faces a great problem what the world is.
In these process I just reconsidered my values on life.
精神病を体験するというのはどういうことなのか少しでも理解できるのかと思ってこの本を読んでみました。 "Parallel World"という表現が印象的で、私たちが経験している現実の世界とは別に世界があって、その別世界にいながら平行して生きていくことなのか、病気を体験していない自分にとってはやはり想像しがたいことだけれど、何か痛烈なものを感じさせられます。体験記のエピソードの中には笑い出したくなるようなものもあり、入院している他の女性たちやナースとのおもしろくもあり、痛々しくもある描写。そしてスザンナが病気であることをふっと忘れさせるような瞬間もあるかと思えば、自分の中に本当に骨があるのかと追求するところもあって、病気の怖さというか、深さのようなものを感じさせられれました。 一番恐ろしいと思ったのが、その当時の診断の仕方。精神科医に短時間診察された後、精神病院に送られてしまうことと、著者も指摘する「境界性人格障害」の診断基準。そして、知らない人はいないという有名精神病院に入院していたことで、世間におけるスティグマ。今は60年代よりも医療面で改善されたところが多いとは思うけれど、精神病に悩む人が増加する中で、私たちの認識がどれだけ変ったのか考えさせられました。 映画の方はまだ観ていませんが、どのように映し出されているのかみてみたいです。
著者本人による朗読版。スザンナの率直な語り口が聞きやすく、最後まで飽きずに聞きとおせた。 映画は原作とかなり違うのですが、原作のほうが物語に深みがあり、面白いと思う。映画はちょっとドラマティックに仕上げすぎていて、原作を読んだあとは、もう見たくない、と思えてしまう。 こんな風に簡単にいくのかと思うほど、まんまとはめられて精神病棟へ入れられてしまい、出るに出られない状態のスザンナが同じフロアの住人との出来事を淡々と語っていく。人物描写もうまく、突き放したかんじで表現しているのが面白かった。使われている言葉は粗野で下品だったりするけれど、リアリティがあって、スザンナの語り口も絶妙。 最後にDSM診断基準を一つ一つ冷静にコケにしていくのが爽快。 normalとabnormalの境目なんて以外とあやふやで、誰だって足を踏み入れる瞬間はあるのでは、と思わせる。 友達の体験談を聞くような感じで3時間ほどがあっという間に過ぎていく。spoken English に慣れていない人には早いと感じるかもしれないけど、話し方は一本調子ではないので飽きさせない。中級者向けかも。
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