今まで観た「ぼのぼの」の中で1番シリアスな作品でした。 ラストでは思わず涙がこぼれたほどです。 見ているとふんわりした気分になるので、少しギスギスした心を癒したい人にオススメです。 でももうちょっとギャグが入っていても良かったかも。 この話ならアニメよりは立体画面のほうが感動したと思うので、立体画面にしたのは正解だと思います。
ぼのぼのの問いにスナドリネコさんはいつも答えてくれます。 そして今回もラストに答えてくれました。 スナドリネコさんはとても哲学的なことを話しますが、その話し方が素敵です。ひとつひとつかみ締めるように、自分の意見を押し付ける形じゃなくて、 何気ないことを話しているようにとも違うんだけれど、さらりとした話し方が魅力的ですね、そんな彼だからこそぼのぼのも話しやすいのかもしれません。 と、こんなことを「ぼのぼの」ファンならきっと思ってしまうでしょう。 もちろんほのぼのした気分になりたい人にもおすすめです。
VHSに録画して持ってはいるのですが、やはり画質のいいDVDで観たくて買ってしまいました。しかも1と2一緒に大人買い! 財布には響きましたが、良かった! 人生、決断する時はしなければと思いました。何度観ても飽きません。大人買いした自分を誉めてあげました。
ぼのぼのが恋をする。
でも、ぼのぼのはこの感覚は好きじゃないと思う。
不安な感じ。好きじゃない。
好きじゃない好きじゃない好きじゃない好きじゃない好きじゃない
でも、好きかもしれない。
好きなのはこの感覚なのか、それとも。
この人の漫画は「僻み根性だらけ時代」から、ずっと読んでいる。私も父母が東北人だったので何となく同じ臭いのする僻みっぷりが好きだった。で「ぼのぼの」で「何じゃこりゃ?」だった。あの「いがらしみきお」だろ?それがなんで「ちょっとイイ話」なんだよ。」と殆ど否定して読まなかった。で、Sinkを本屋で立ち読みしたのは ぼのぼのを否定してから十年近く経過してたのではないだろうか。そこには今までとは根本的に違う「何かを見てしまったか 何かを経験してしまったいがらしみきお」が居た。読み終わった後 さては大病したんだな、と感じた。その後聞くところによると甲状腺でガン闘病中との事だった。私は専門職でそれなりに自分に対しても覚悟のようなものは出来ているつもりだが、 それ以前に私は なんのスタンバイも了解も無い時に突然「あんたは癌だ」「何年生きられるかのパーセンテージはこの位で」とやたらに具体的な数字を並べ立てる側に居たのだ。言われた方は堪ったものではない。その理不尽さを訴えたい!という臭いがSinkには有った。こちらの「i」だが 更に宗教というのか何か「カミサマは何処にでも居るんだけど、兎に角この辺にいるよ」的な印象を受けた。INFORMATIONのiなのか?どうしたって愛じゃあないわな。根っこが「いがらしみきお」なんだもの。
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